第五話 〜犬塚詠牙の一日〜
[6/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
・・たく・・・。恵那の事を大事にしていたんじゃないのか?それなのに他の女を連れ込んで・・・恵那は捨てるってことか?〉
「っぶ!なんでそこで恵那ちゃんがでてくるんだよ!今は関係ないだろ!?それに連れ込んだとかなに変な事言ってんだ!たしかにこちらの事に巻き込んだのは申し訳ないと思ってるけど・・・それでも高町達の事を好きとか・・・それとこれは別問題だ!」
2年前、俺が世界を移動したときに出会った人たちの中でもとくに仲良くなったのが高町達だった。そのときはどうして俺だけこんなめにあうのかと思っていたけど、あの出会いはよかったと思う。だけど、それだけで高町達を向こうの世界を捨てさせるというのは何か違う。巻き込んだ当初俺はなんてこの力を手に入れてしまったのかと何度呪ったか・・・
〈・・・おい?〉
「あ・・・あぁ。どうした?」
〈たく・・・。要件はわかった。原因の究明は俺らも手伝うが、解決はお前らでしろよ?〉
「それぐらいわかってる。それじゃありがとなスサノオ。今度そっちにいったとき酒でももっていくわ」
〈わかってるならそれでいい。それじゃそろそろ切るぞ。・・・それから酒は〇島酒造の赤霧〇でいいからな・・・ブツ〉
「ちょ・・おま・・・なに指定してんだ!?・・・ちくしょう・・・切りやがった・・・」
携帯をなおし高町達を見ると
「それで原因のほうだけどある程度聞こえてたからわかったわ」
「にゃはは・・・だね。それで詠牙君これからどうする?まつろわぬ神らしき人物でいいのかな。探すの?」
「・・・探すしかないだろ・・・。ったく・・・なんで移動したのかねぇ・・・。しかも見つけたら絶対戦いになりそうだしよぅ・・・」
「自業自得よ。なんでカンピオーネ達は騒動がつきないのかしらね?」
「・・・いうな。俺もなんでこうまで日常がくずれるのかを知りたい・・・。鍛治ができればいいだけなんだがなぁ・・・」
頭をかきながらどうするかを考えていると
「それで今日はどうするの?もう6時まわったけど・・・」
時計をみると6時をまわっていた。さすがに一日で探してみつかるとは思えない。それならもうすこし情報を集めてからのほうがいいだろうと考え
「今日はこれまでだな・・・探すにしても情報が少なすぎる。このまま闇雲にさがしても時間の無駄だろう。明日になればもう少しわかるだろうと思うしな」
スサノオもなにかしら情報がはいるだろうと思うしなにより
「・・・今日一日いろんな事がありすぎて疲れた・・・。今日だけでもゆっくり休みたい・・・」
「・・・そうね。たしかに情報もなにもない状態じゃ動きようがないわね」
今日はこれでお開きという流れになったところでふと疑問がでていた
「・・・
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ