第五話 〜犬塚詠牙の一日〜
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「・・・え?」
女の子は振り返り購買の方をみると大量にあったパンとかはもう何も残っていなかった。
「ここの男子はハイエナに近いからねぇ・・・。授業終わってすぐにきても男子は順番とかなにもない無法地帯の住人だからすぐ売れ切れちゃうのよ。それに俺は君たちが困っていたようにみえたから気まぐれで買ってきたようなものだしな」
だから気にすることはない。そう伝え離れていこうとすると
「ま・まってくだ(ピクン)・・・」
「ん?何かいったか?・・・なんでもなさそうだから俺はいくな〜」
その場をさっていった。
その時その場での事が後にある出来事を起こす
パンとおにぎりを食べ終わりまったりしていると、
「・・・ん?あれは護堂君?・・・なんで追われてるんだ?」
屋上から校庭をみると護堂君が男子達から追われていた。その男子達を見ると
「「「「モテない男達の怨念をその身に刻めーーーー!!!」」」」
「何考えてんだ反町達!俺はただ困ってた女子を手伝っただけだろうが!」
「「「「その女子の顔をちゃんとみたか!?あれはお前に惚れそうになっていただろうが!!!」」」」
「そんなわけあるかーーー!」
・・・こんなところまではっきりと聞こえたんだが・・・。どうも護堂君は困ってた女の子を手伝ってあげただけだが、女の子はなにか好意を向けた。それをあそこの男子達は惚れた→また護堂か!→モテない俺達にも紹介しろ!→護堂君はそんなわけあるか!
そんな感じの流れかねぇ・・・。
「・・・よくもまぁ・・・何度もしていることなのに飽きないかねぇ・・・」
それを眺めつつ食後のひとときを満喫してる俺も俺だが・・・。それにあの男子達が言ってる事で目くじら立ててたら護堂君は女性と接触するだけで惚れさせるということになるから・・現実問題それはないと思うんだよね・・・。もしそれが本当なら放射線みたいになにか特殊なフェロモンでも振りまいてる事になるしねぇ・・・。
「・・・っとそろそろ戻らないと午後の授業遅刻するなぁ・・・」
そんな事を考えつつ屋上から出ていく。護堂の悲鳴は聞こえなかった・・・
まったり授業を受けつつどんなものを打つかを考えて午後の授業は終わった。やっぱり鍛治の事を考えると時間が立つのが早いと思いつつ帰りの仕度をしていると
「お〜い詠牙〜これから暇?」
「ん?・・・特に急ぎの用事とかはないけど・・・何か用か?」
「いやこれから俺たちカラオケにいくつもりなんだけど、お前もどうだ?」
「そうそう。もちろん金は割り勘な」
「っふ・・・。俺の美声にy「「イワセネェヨ」」・・・だからなんで最後まで言わせない!」
そんなやり取りを見ながら
「・
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