暁 〜小説投稿サイト〜
天使舞う、この世界
NO.5 邂逅
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翌日のお昼。
家具を買うついでに外食に出掛けることにした。服装には気を使う。流石に着物は・・・・・・なぁ?
というわけで、俺は上下ジャージ。女のファッションなんざわからんからな。
オーフィスは無難に黒色のスカートと半袖の服。

「どうしてこうなったのかにゃ!?」

黒歌が吠えていた。

「どうしてって、ファッションセンス皆無の二人が着飾ったらこうなるわよ」

「その言葉に納得する自分が憎いにゃ!」

「ああ、後、語尾の『にゃ』ははずしなさい」

「わかってるわよ!」

俺の女子力?は掃除洗濯炊飯に偏っているんだよ。服装には無頓着なんだ。別にシンプルでええやん。
あ、腕時計忘れてた。

「とりあえず、買い物に行くわよ」

「はぁ、まあいいわ。今は買い物ね」

「どこで昼御飯食べるの?」

ご飯には食い付きがいいですね。そのうち食べ物に釣られて「幼女愛好家(ロリコン)」に騙されそうで怖い。目を離さないようにしないと。家のオーフィスちゃんは渡しません!今は夜々(やや)か。

「千代、そろそろ行こう」

「そうね。まあ、家具は何度も行くと思うけれど」

車ないから全部徒歩で持っていかなきゃならないんだよね。
外に出て目的地である大型のスーパーに向かう。とりあえず、いるものを揃えることから始めよう。


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繁華街に出向いて昼食をとった。俺は無難に親子丼、黒歌は焼き魚の定食。オーフィスは大盛りチャーシュー麺。この店の料理のジャンルなんだよ!色々と節操ないな!
食事風景はカットさせていただく。ただ、オーフィスは食べ方がきれいだった。

「そろそろお金を節約し始めないとね」

「思ったけれど、そのお金ってどこで稼いでいるの?」

夜々(やや)が温泉を堀当てたのよ」

因みに、温泉施設の名物お土産は蛇まんじゅう。蛇だけどキュートな見た目と食に目覚めたオーフィスのプロデュースでとんでもなく売れた。これ目当てで買いに来る人もいるらしい。懐が暖かくなるのはいいことだ。
けど、最近高い買い物を一斉にしたから、暫くは節約しないといけないと思ったんだ。

「今はあまりお金がないから、稼げる人は稼ぎなさい」

「そういう千代はどうやって稼ぐのよ」

「すでに内職をとってあるわよ」

「収入が少なすぎるわ!?」

オーフィスはアルバイトとかはやらなくていい。だって温泉で無茶苦茶稼い
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