暁 〜小説投稿サイト〜
天使舞う、この世界
NO.5 邂逅
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ハロー。天使に生まれて良かったことは全ヵ国が喋れるようになったことだと思っているレイナーレですよ。
リアルアーシアちゃんは可愛かったです。娘にしたいのもわかりますね。オーフィスと仲良くなれたらいいな。

「レイナーレ、グンテリアって何?」

相変わらず花より団子ですね。グンテリア?韓国版ハンバーガーみたいなものだよ。具としてジャムがあるけど。


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「やっと家が完成したわね」

「ん。めでたい」

「家具が全くないにゃ・・・・・・」

そりゃできたばっかりだから。
家の作りは二階建て。二階にはそれぞれの部屋もある。広い家だ。

「で、白音はどうだったの?」

「元気そうだったにゃ。一先ず安心にゃ」

「まあ、一応、悪魔の中でも情愛のあるグレモリー眷属だったからね」

今会うのは危険だと判断して、様子を見るに留めたらしい。

「もしも巫山戯(ふざけ)た主だったら・・・・・・フフフ」

目が笑ってねぇ!初めて恐怖を感じた!なんとか話題を変えよう!

「そういえば黒歌、空間の仙術の調子はどう?」

「フフフフフ・・・・・・っえ?あ、まあ、良好にゃ」

こいつは白音のことになるとスイッチが入るらしい。殺る気スイッチが。
オーフィス以外はトレーニングを続けている。俺は『絶滅天使(メタトロン)』だけで戦うこと。『神威霊装・一番《エヘイエー》』を出すとどうしても出力が強くなるから、被害が大きくなる。何より、毎回毎回いちいち霊装を顕現させてたら、俺の心が折れる。

「で、いつ家具を買いに行くの?」

「そうね。ここ一週間の内には行きましょう。それまでは私の手作り布団よ」

まあ、裁縫が大して上手いわけではない俺が作った布団だけど。寒さが凌げりゃいいんだよ。
さてと、夕飯だが・・・・・・。

「またコンビニで買ってきたものかにゃぁ?」

「仕方ないでしょう。まだこの家に冷蔵庫は無いのだし、キッチンもまだ準備できていないわ」

「だからといってこれじゃあ栄養が偏るにゃ」

「大丈夫よ。死にはしないわ」

「死にはしなくても肥るにゃ・・・・・・」

フム。確かに一理ある。流石に俺も肥るのは御免だ。

ツンツン。

ん?オーフィスが俺をつついてくる。

「定食屋に行けばいいと思う」

「「・・・・・・」」

俺と黒歌は二人して口をポカンと開けてしまった。その手があったか!
こうして、一日が終わった。


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