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FAIRYTAIL転生伝 〜 黒き魔王は妖精と共に 〜
第二話『気づいたら奴隷ライフ』
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けてくれたじゃない」
「…あー、なるほどね」


そういやあれって世間一般では助けたうちにはいるんだよな。感情的に行動した結果だったから助けたとかそういう認識なかったなあ。


「別に気にしなくても良いぜ。お礼を言われたくて助けたわけじゃないし」
「でも・・・」
「それに俺たちはこれからもここであいつらに使われて生きなくちゃなんねえんだ。少しでも助けあわなくちゃな。だろ?」


俺がおどけたような仕草でそう言うと、少女はそれがおかしかったのか「ふふ、そうだね」と笑みを浮かびながら答えた。


へえ・・・。


「お前さ」
「?なに?」
「笑うと結構可愛いな」
「へ……?」


少女は最初なにを言われたかわからなかったみたいだが、なにを言われたのか理解すると、一気に顔を真っ赤に沸騰させた。


「な、なな、急になに言ってんの!?」
「?別に普通に思ったこと言っただけなんだが?」


なんでこいつこんな興奮してんだ?じょうちょふあんていってやつか?


……あ、そういえば。


「なあ?」
「こ、今度はなに?」
「いや、大したことじゃないんだけどお前なんて名前なんだ?」
「……は?」

いや、は?じゃなくてさ。


「名前だよ名前。まだ聞いてなかったろ?」


俺のその言葉に少女はほっとしたような、それでいてどこか残念そうな顔で「な、なんだそんなことか」とつぶやく。

いったいどんなことだと思ったのか聞きたいところだが、聞いたらなんか怒られそうな気がしたのでやめておくことにした。


とりあえずこちらから名前を聞いたんだからこちらから言うのが筋だろうと、俺は少女に手を差しのべながら口を開く。


「俺の名前はユウト・ベラトリックス。ユウトでいいぜ」


少女は未だ頬を赤くしたまま、どこか恥ずかしそうに俺の手を握り返した。










「わ、私の名前はエルザって言うの。よ、よろしくね?」
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