日常編 その3。
チェンジリング
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ィア、中身はナツに抱き着いている状態だ。
「ヤバイ!そう言われりゃかなりヤバい!」
「ウソだろオイ!これじゃあミラを守る事すら出来ねえじゃねーかっ!」
「うわあああああんっ!それじゃあ僕は本格的に役立たずじゃないかー!」
「何故そんな単純な事に今の今まで気づかなかったのだ!?」
「魔法どうこう以前に入れ替わってる事に騒いでたからでしょ・・・あー、冷たい・・・」
ナツ(中身はティア)の言葉に取り乱す入れ替わりメンバー。
このままでは仕事に行くどころか魔導士も名乗れない。
「マクガーデン、その依頼書を借りてもいいか?」
「え?いいけど・・・」
すると、「くそっ・・・見た目がドラグニルの姉さんは兄さんと呼ぶべきが、いやだがしかし俺にとっては姉さんな訳だから姉さんと呼ぶべきか・・・」と1人超真剣に悩んでいたクロスがレビィに許可を取り、依頼書を手にした。
「なるほど」
数秒見つめ、何かに気づいたように頷く。
その姿を見た入れ替わりメンバーの表情が明るくなった。
「何か解ったのか!?」
「ああ、一応な」
「さすがクロス!」
やっぱり超完璧主義の才女の弟も優れていた!
期待に瞳を輝かせる入れ替わりメンバーに、クロスは微笑を浮かべて言い放つ。
「永遠の幸せをもたらす・・・つまり、入れ替わった人は永遠に幸せに暮らすという事だ」
『・・・は?』
思わず全員が固まった。
数秒停止し、叫ぶ。
「ちょっと待てー!それじゃこのままでいろって意味じゃねーかっ!」
「クロス・・・それは依頼書の意味が解っただけよ」
「え?・・・あっ、本当だ。すまない姉さん!俺とした事がっ!くそっ、これで姉さんを救えると思ったのに!」
今にも土下座しそうな勢いでクロスは頭を下げる。
その間にもレビィはクロスの手から依頼書を取り戻し、さらに調べ続けていく。
「「フレ〜、フレ〜、レ・ビ・ィ!」」
「あの応援チーム・・・何だがウザいな」
「いや、気合が入っていいと思うぜ!オレも参加してぇくらいだ!」
「はぁ?」
レビィ応援団にエルフマンが加わった!
残り時間はあと3分。
周りもそろそろヤバいんじゃないかと騒ぎ出す。
「レビィまだか!?」
「残り時間は1分を切ったぞ。そろそろ本格的にマズイな・・・だが安心してくれ。万が一の時はあらゆる手を使って姉さんだけでも助けて見せる!」
「ティアだけかよ!」
ぐっと拳を握りしめて意気込むクロスにアルカ(中身はグレイ)がツッコむ。
シスコンは24時間365日晴れの日も雨の日も曇りの日も人格が入れ替わっていようと絶賛発揮中なのだった。
「もうちょっと、何となく解りそうな気がして来てるんだけど・・・」
「頑張れ頑張れレ・ビ・ィ!くぅ〜燃え
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