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Element Magic Trinity
日常編 その3。
チェンジリング
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いるが戻れなくても問題ないだろうと頷く。
ルーシィ(中身はルー)は呑気に呟くが、選ばれたセリフが「家賃が払えないよー」だった為ルー(中身はルーシィ)は叫ぶようにツッコみを入れた。
その空気の中、相変わらず抱きついたままのナツ(中身はティア)が溜息をつく。

「アンタ達・・・そんな事よりもっと考えるべき事があるんじゃないの?」
「考えるべき事?それは何だ?ナツ・・・ではなく、ティア」

ハッピー(中身はエルザ)に聞かれ、ナツ(中身はティア)はやれやれと言いたげに首を横に振った。
そして、1から説明を始める。

「普段私達が依頼を受けて仕事を終わらせられるのは何で?」
「何でって・・・そりゃ、任された仕事をやるからだろ」
「そうね。じゃあ、仕事をするには何が必要?」
「気合とミラの笑顔と魔法だな」
「じゃあ・・・」

ナツ(中身はティア)の言葉にグレイ(中身はアルカ)が1つ1つ答えていく。
それに頷き、ナツ(中身はティア)は真剣な表情で続けた。

「その魔法をまともに使える人間がいない今、どうやって仕事をするの?」
『!』

全員が目を見開いた。
そして、各々が魔法の確認をする。
結果をまとめると、こうだ。

ティア(中身はナツ)→普段扱う魔法と対極する属性だからか、上手く操れない。試しに大海怒号(アクエリアスレイヴ)を放った結果、水鉄砲を発射したような弱い威力だった。

ナツ(中身はティア)→こちらも対極の属性だからか上手く操れない。少し油断すると口から涎のように炎が溢れてしまう。

アルカ(中身はグレイ)→炎も土も操れない事は無いが、かなり弱々しい。炎に至っては蝋燭1本に火を灯せる程度。

グレイ(中身はアルカ)→氷を造ろうとすると歪でおかしな形になる。油断すると口からポロポロと氷が溢れてしまう。

ルー(中身はルーシィ)→風を操る事は出来るが鷲や槍にする事が出来ない。盾を張ったが余裕で拳がすり抜け、回復や補助は全く出来ない。

ルーシィ(中身はルー)→魔法を扱うどうこうの前に、どれがどの星霊の鍵か解らない。教えても5秒後には忘れている。

エルザ(中身はハッピー)→実証済み。換装しようと思うと鎧ではなく変な格好になってしまう。

ハッピー(中身はエルザ)→唯一魔法が問題なく使える。が、ハッピーの使用魔法は(エーラ)の為、戦闘力はない。

「て、事は・・・」
「今の・・・」
「私達は・・・」
妖精の尻尾(フェアリーテイル)最弱のチーム!?』

最強チームであるはずの面々は魔法が上手く扱えない事により最弱チームとなってしまった。
しかも、ギルド最強の女魔導士であるエルザは見た目がハッピーである為ネコに、最強の女問題児であるティアは暑さに耐えきれない為見た目はテ
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