日常編 その3。
チェンジリング
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装しようとするエルザ(中身はハッピー)をハッピー(中身はエルザ)が止める。
そんな会話をしている間にも、レビィは本を閉じた。
それを見た入れ替わりメンバーはレビィのいるテーブルに向かう。
「どう?レビィちゃん」
「何か解ったか?」
ルー(中身はルーシィ)とグレイ(中身はアルカ)がレビィに問いかける。
そしてレビィは―――――――
「・・・解んないっ!」
その瞬間、全員の表情に絶望が浮かんだ。
返ってきたのは最悪の知らせ。
マカロフも解除方を知らず、歩く魔法辞典少女サルディアは泊まりがけの仕事のため明日まで帰ってこない。唯一の希望のレビィにも解らないとなれば・・・。
「そうか・・・私はこれから先、妙な羽の生えたネコとして生きていくのか・・・」
「オイラは妙じゃないよぉ!」
「ええいっ!」
「だから脱ぐなってーっ!」
「やっぱり僕は僕でいたいかも・・・」
「今更っ!」
「一生ティアの体・・・って前に、常にこうなのかーっ!?」
「私だって好きで抱き着いてるんじゃないわよ・・・あー、気持ちいい・・・」
ハッピー(中身はエルザ)は諦めかけ、エルザ(中身はハッピー)は憤慨する。
服を脱ごうとするアルカ(中身はグレイ)をグレイ(中身はアルカ)が必死に止める。
今更ルーシィ(中身はルー)は真剣に呟き、ルー(中身はルーシィ)はツッコむ。
ティア(中身はナツ)は未だにぎゅーっと抱きついたままのナツ(中身はティア)に目を向けた。
一言でまとめれば、入れ替わりメンバー全員が完全に取り乱している状況である。
「みんな落ち着いて!もっともっと考えるから!」
「残り時間はあと8分。そろそろ腹括った方がいいんじゃねーの?」
レビィは再び本を読み漁り、スバルが軽い調子で残り時間を呟く。
残り時間はあと8分。
「「フレ〜、フレ〜、レ・ビ・ィ!」」
「アイツ等ただの応援団か・・・」
ジェットとドロイの応援を見たライアーが苦笑いを浮かべる。
レビィは必死に本を漁る。
そんな中、入れ替わりメンバーは1つのテーブルに集まっていた。
「もしずっとこのままだったらどうするよ?」
「あん?どうって何だよ」
「この先この状態のまま仕事に行くつもりかよ?」
「そりゃ、元に戻らなかったらそうするしかねえだろ」
「オイラはそれでもいいと思うよ。だって黙ってれば見た目じゃ解んない訳だから」
「ま、オレとグレイもだな。口調似てるし性別同じだし、グレイが脱ぎ癖さえ発揮しなきゃ変わんねえだろ」
「僕も大丈夫だと思うよ。だって一人称あたしに変えて「家賃が払えないよー」って言ってればルーシィでしょ?」
「何でそれなのよ!」
エルザ(中身はハッピー)は楽観的。グレイ(中身はアルカ)も戻りたいとは思って
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