日常編 その3。
チェンジリング
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を埋めて抱き着いたままのナツ(中身はティア)にティア(中身はナツ)は目を見開いて頬を真っ赤に染めたまま、石化したように固まった。
「おお・・・空を飛ぶとはこんな感じか・・・などと感心している場合ではない!もう時間がないぞ!」
ハッピー(中身はエルザ)は翼を使って飛んでいた。
が、もう時間がない事を思い出して慌てる。
「あーもー!どうしたらいいのよーーーーー!」
頭を抱えてルー(中身はルーシィ)が絶叫する。
すると――――――
「ルーちゃん!私に任せて!」
『!』
全員の視線がギルドの入り口に向く。
そこには3つの人影があった。
「レビィちゃん!」
立っていたのはレビィ、ジェット、ドロイのチーム“シャドウ・ギア”。
レビィは本好きという接点からルーシィと仲が良い。
「オレ達チームシャドウ・ギアが出てきたからには、必ず元に戻してやるぜ!」
「ああ、安心しな!という訳で――――」
「「頼むぜレビィ!」」
「つまり、何とかするのはマクガーデンだけという事か」
威勢のいい事を言いながらも結局レビィ任せのジェットとドロイにクロスが呆れる。
「ルーちゃんの為だもん!頑張る!」
「で、どうすんだ?」
「私、古代文字ちょっと詳しいんだ。だから、まずはこの依頼書の文字を調べてみる」
「時間がねえ、間に合うのか?」
「とにかくここはレビィに任せよう・・・はっ!なぜ私が魚を・・・」
ハッピー(中身はエルザ)はいつの間にか魚を口に銜えており、思わず自己嫌悪した。
レビィは風詠みの眼鏡をかけ、依頼書の古代文字と古代文字に関連する本を調べ始める。
「もう時間がねえ・・・もうずっとこのままだったらヤベェぞ」
「だな。オレとグレイは特に変わらねえが・・・オレとしてミラとデート出来ねえのはキツい」
「そこかよ」
アルカ(中身はグレイ)の言葉にグレイ(中身はアルカ)は真剣に頷く。
が、問題視しているポイントが若干ずれており、アルカ(中身はグレイ)は思わずツッコんだ。
「確かにマズイわね。性別まで入れ替わるなんて酷だわ・・・しかもバカナツだなんて」
「つか、お前いつまでこのままなんだ?」
「熱いのよ」
ナツ(中身はティア)は眉を顰める。
・・・が、背後からティア(中身はナツ)に抱き着いたままである為、言葉にあまり説得力がない。
熱さには耐えられないのだ。
「何か“ルーちゃん”って時々僕が呼ばれてる気がするんだよねー」
「今関係ないでしょ!?」
こんな状況でありながら全く関係ない事を呟くルーシィ(中身はルー)にルー(中身はルーシィ)はツッコむ。
「オイラは気に入ってるよ。もう1回、換そ―――――」
「だからやめんかっ!」
再び換
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