日常編 その3。
チェンジリング
[12/15]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
なの!つまり説明するとね・・・」
「9・・・8・・・」
「クロス、マカオを黙らせて!」
「了解姉さん!ウオラァッ!」
「ぐあっ!」
カウントダウンをしていたマカオがウザったくなったのか、ナツ(中身はティア)が叫ぶ。
見た目は違えど姉は姉。
クロスは素直に頷くとマカオを思いっきり蹴り飛ばした。
「レビィ!説明してるヒマはねぇ!」
「早く!」
「解った!」
説明なんてしていたらそれだけで残り時間が消える。
そう判断したグレイ(中身はアルカ)とティア(中身はナツ)がいい、レビィはすぐさま解除する為の呪文を唱えた。
「アルボロヤ・テスラ・ルギ・ゴーウ!アルボロヤ・テスラ・ルギ・ゴーウ!アルボロヤ・テスラ・ルギ・ゴーウ!」
レビィが呪文を唱えた瞬間、ギルド全体が眩しい光に包まれる。
そしてしばらくすると光が落ち着き、消えた。
すると―――――
「・・・あっ!元に戻った!」
「うわあい!僕が僕に戻ってきたよう!」
ルーシィとルーが元に戻った。
ルーはピョンピョンと飛び跳ね、ルーシィはレビィに抱き着く。
「レビィちゃん!ありがとう!」
「やったぁ!」
「どうやったの?教えて!」
「文字そのものに意味なんかなかったの。逆さ読みをやってみたんだ」
「あ、聞いた事あるぞ。古代は文字が少なかったからいろんな意味を伝えたい時に反対から読むと効力を発揮するようにしていたという・・・」
「そう。だから呪文を反対から読んでみたら魔法が解けたの!」
「てかそれ知ってたならやってよライアー・・・」
「ま、まさかそれが解く手段だとは思わなかったんだ!」
ルーはジト目でライアーを見つめ、ライアーは必死に弁解する。
「そっかぁ、ホントありがとねー!」
「うん!ありがとレビィ!」
「ルーちゃんの為だもん」
そう言って仲良く笑い合う3人。
これにて一件落着。めでたしめでたし――――――――
「「「ちょっと待てーーーーーーー!」」」
「私達まだ解けてないんだけどっ!」
「私もだ!ネコのままだぞ!」
「オイラはどっちでもいいけどねー」
『えぇぇーーーーーーーーー!』
――――とは行かなかった。
ルーシィとルー以外の3組は先ほどまでと変わらず、入れ替わったままだったのだ。
「もしかして・・・僕とルーシィ以外、制限時間に間に合わなかった?」
「そんなー!どうすりゃいいんだよ!?」
「レビィ!もう1回出来ないの!?」
叫びながらレビィに迫るティア(中身はナツ)とナツ(中身はティア)。
その時、レビィは重要な事に気がついた。
「あれ・・・何か、微妙に間違えちゃった・・・かも・・・」
そう。
ティアがナツに言われて唱えたのは、ウーゴ・デル・ラスチ・ボロ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ