第169話 思わぬ方向へと・・・
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メモ帳に今の宣戦布告の嵐の内容を書き込んでいく。流石ベテラン記者。以前も言ったが、今週の週刊ソーサラーは絶対に売れるだろう。ちなみに明日発売!
エル「す、すごい、盛り上がってきたな・・・」
グ「いったいどうなる事やら・・・」
ト「楽しくなりそうですね。」
ショ「ん?トーヤ、ちょっと意味が違うと思うぞ。」
観客はまだ大騒ぎをしていた。
ル「もぉ〜、ナツがあんな事言っちゃったから、負ける事が難しくなっちゃったじゃない。」
マ「えっ?ルーシィ負けるの?」
ル「まだ分かんないけど、もし負けたら・・・」
弱音を吐くルーシィの肩にポンッとリョウが手を置く。
リョ「な〜に、心配する事じゃねぇよ。」
エ「もし負けたら、次は全力を尽くして勝つ。それでも負けたら、更に全力を尽くして勝つ。それでもまた負けたら・・・その繰り返しだ。」
ユ「負けて諦めたら、その時点で二度と勝つ事は出来ないからね。」
フ「だから、負けたとしても絶対に諦めたらダメなんだ。「次こそは必ず!」っていう意思を持たねぇとな。」
ナ「ルーシィ、お前も妖精の尻尾の魔道士だ。今年も俺達皆で、フィオーレ一の座を手に入れようぜ。なっ。」
ウェ「ルーシィさん!一緒に頑張りましょうね。」
妖精の尻尾の魔道士、ルーシィの周りには、勇気づけてくれる仲間、声を掛けてくれる仲間、自分を「仲間」と言ってくれる仲間がいる。
ル「うん!」
ルーシィは若干頬を染めながら元気よく頷いた。
ショ「!」
エ「ショール?どうしたんだ?」
隣でビクッと肩を震わせ、目を見開いたショールを見てエルザが問う。
ショ「い・・いや、何でも、ない・・・」
エ「?そう、か。」
だが、この時ショールは、『予知』であるもの見てしまったのだ――――――――――
ショ「(な・・何だ・・・?今、一瞬だけ・・・・)」
ショールは応援席にいるシャルルを見る。
ハ「すごい事になってきたねシャルル。」
シャ「ほんとね。全く、あんな事言って大丈夫なのかしら?」
ロ「ナツ兄やルーシィ姉達なら大丈夫だよ。」
シャルルはハッピーとロメオと楽しそうに話していた。
ショ「(シャルルは、何も見ていないのか?)」
ショールが『予知』で見たあるもの。それは――――――――――
オレンジやピンク、紫のグラデーションに染まっているクロッカスの街の空―――――
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