第169話 思わぬ方向へと・・・
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」
観2「何だあの剣!?」
観客がアーキリーズの双剣を見て驚嘆の声を上げた。アーキリーズの双剣の銀色の刃に、黒に近い紫色の邪悪なオーラが纏わり付いていた。
リョ「あの双剣・・・7属性の武器の1つかっ!?」
ナ「・・・7・・属性・・・何だって?」
ル「7属性の武器!!」
リョウがアーキリーズの双剣を見て驚嘆の声を上げ、ナツが問おうとするが上手く言う事が出来ずにルーシィに言い直された。すると、
エ「炎、水、雷、風、地、氷、闇の7つの特定された属性の攻撃を放つ事が出来る武器で攻撃や防御が出来る所持系の魔法だ。あいつが使っているのは闇の双剣だな。」
ユ「『登塔』に出場してた海中の洞穴のハルトが使っていた槍も、7属性の武器の1つで、雷の槍だよ。」
エ&ユ以外「!!?」
驚いて振り返ると、体に包帯や湿布、絆創膏を張った医務室で寝ているはずのエルザとユモがいた。
ウェ「エルザさん!」
ト「ユモさん!」
マ「もう起きて大丈夫なのっ!?」
ユ「うん。大魔闘演舞にはふつうに出場出来るし、私もエルザも、「明日には完治してるはずだ」ってポーリュシカさんに言われたから。」
フ「てか、寝てなくて大丈夫なのかよ?」
エ「どこの誰かは知らないが、あんなバカデカイ声が聞こえたというのに普通に寝ている方が可笑しいと思うぞ。」
どうやらアーキリーズの叫び声は妖精の尻尾専用の医務室で寝ていたエルザとユモの耳にも聞こえたみたいだ。
ア「妖精の尻尾のクソ魔道士の奴等と戦わせろおおぉぉおおぉおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」
ツ「キャアアァアアアァアァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
叫び声を上げた当の本人であるアーキリーズは7属性の武器の1つである闇の双剣をツツジに容赦なく振りかざした。ツツジはその場に崩れ落ちるように倒れ、それから立ち上がる事は無かった。
チャ「し・・試合終了ォォォッ!勝者、アーキリーズ!死者の仮面、10ポイント獲得!!」
アーキリーズは双剣を鞘に戻すと出入り口に向かって歩き出した―――と思いきや、くるりと回れ右をして足早に歩くと妖精の尻尾の待機場所の真下まで来て立ち止まった。
チャ「おぉっと!アーキリーズ、なぜか妖精の尻尾の待機場所の真下に来て立ち止まりました。
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