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ゲルググSEED DESTINY
IF ゲルググSEED
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。ザフトの大多数のMSを道連れにし、ザフトはその失態を取り返す為にパナマに攻撃を仕掛ける。パナマは大量のMSの投入(主にデータを持ち帰ることの出来たストライクタイプとゲルググタイプ)によって甚大な被害が与えられながらも迎撃に成功する。
しかし、マスドライバー施設はグングニールによる電磁パルスによって使い物にならなくなってしまう。
更に戦線は変動し、砂漠の虎によってアフリカが完全にザフトの勢力下に収まってしまった。事態を重く見た連合は残っていた中立国にも戦争への参加を強要する。その国には当然、マスドライバー施設が存在しているオーブも含まれていた。

『オーブの理念は、他国を侵略せず、他国の侵略を許さず、他国の争いに介入しない。だが、地球連合は一方的な協力宣告を取り付け、我々に争いを強制させようとしている――――』

ウズミ代表は想像通りというべきか、オーブの連合への参加要請をはねのけた。受け入れてしまえばオーブに住むコーディネーターは殺されてしまうかもしれないのだから当然だろう。
だが、オーブも黙って戦争を眺めていたわけではない。連合とは別タイプのゲルググ、秘密裏に開発が進められてきたアストレイ、それだけでなく水中用MSであるズゴックやゴッグ、アストレイをベースに飛行用MSの試作機(Z、デルタカイなど)が少数ながらも生産されていた。

『キラさん、実戦で貴方の方が経験があるって言っても負けませんからね』

『人が争い合う戦争をそんな風に感じてちゃ駄目だよ』

『でもキラ、俺らは守るために戦わないといけないんだし』

シン、キラ、トールの三人がそんな風に話し合いながらMSに乗り込む。シンは汎用スペックの高いZに、キラは機動力の高いデルタカイに、トールは二人ほど実力が高い訳でも無かった為アストレイに乗っていた。
ちなみカズイはパイロット適性が無かったこともあり、民間人の避難誘導を行っている。

「さあ、敵が来たぞ!全員無駄口はそこまでだ!」

ゲルググに乗っているクラウがそう叫ぶ。その声の通り、連合が動き出した。Zとデルタカイといった可変機に乗っているシンとキラは海岸線沿いに向かって移動を開始する。二人は機体の性能を発揮して次々と敵を討ち落としていった。

「フーン、あの変わった二機、中々やりますね。いいでしょう、予定より早いですが、フォビドゥン、レイダー、カラミティを発進させてください。ああ、あのアークエンジェルにもそろそろ働いてもらいましょう。鷹の実力を見せてもらいましょう」

『アレは!?』

『白い船……アークエンジェル!?』

ブルーコスモス盟主、ムルタ・アズラエルは早々に自分の持っている札を切る事にする。新型の三機のMS、そしてアラスカまで降りて来てからも各地の戦場を転々と移動して戦ってきたアーク
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