雪のような儚さ、歩みを止めない強さ
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「コースモスコスモッスとーびだしてゆくー♪」
何時もの自主トレを終えて私は事務所に入ろうとした・・・時。
「ちょっと、雪歩!」
「待ってよ雪歩!」
「ふぇぇん!」
「わぁ!?」
いきなり雪歩ちゃん、真ちゃん、春香ちゃんが走ってきて、その後ろから伊織ちゃんがやって来た。
「なんだ?」
プロデューサーも気になったみたいだ。
「ひっく・・・ごめんなさい・・・私・・・私ぃ・・・!」
「しょうがないよ。今日はたまたま男の先生だったんだから」
「ほ、ほら、鼻水が洋服についちゃうよ?」
真ちゃんが慰め、春香ちゃんがハンカチで拭いてあげる。
「まったく!雪歩の男嫌いのせいでぜーんぜんレッスンになんなかったわよ!」
「ひぅ!」
「伊織!そんな言い方ってないだろ。雪歩が可哀想じゃないか!」
「なによ、本当のこと言ったまでじゃない!」
「ま、まぁまぁ落ち着いて・・・」
「「玲奈は黙ってて!」」
「・・・ですよねー」
もう何となく分かってたもん。
「そうだよね・・・こんな私なんか・・・私なんか・・・」
雪歩ちゃんの手に・・・スコップ。
「穴掘って埋まってますぅ〜〜〜!!」
「わー!事務所掘るのは不味いって雪歩ちゃん!」
「「でた!ゆきぴょんのスコップ無双!」」
「二人も止めてよ!?」
ゲームで遊んでた亜美真美ちゃんが煽る煽る。
「うぅ・・・」
「なぁ雪歩。とりあえず男の先生でも普通にレッスンが受けられるようにしないと・・・」
プロデューサーが近づきますが・・・凄まじいスピードで雪歩ちゃんは逃げた。
「お、男の人!」
「・・・ていうか、まず俺との距離縮めてもらわないとな・・・」
「うぅ・・・ごめんなさいぃ〜・・・」
さて、数時間後、みんなプロデューサーに呼ばれて集まりました。
「はーい、注目ー!」
律子ちゃんがみんなの視線を集める。
「降郷村の夏祭りイベントでのミニライブが決定しました!全員参加よ!」
『やったー!』
『わぁぁ!』
みんな様々なリアクションを取る。
「それと、このイベントは彼が取ってきた初仕事よ」
「が、頑張るからな」
「ちょっと、大丈夫なの?」
「兄ちゃんにはまだ荷が重いかなぁ?」
伊織ちゃんと真美ちゃんに言われてプロデューサーの顔が引き吊る。
「が・・・頑張るからな・・・」
「ステージかぁ・・・すっごい楽しみだなぁ・・・ね、雪歩ちゃん!」
「う、うん。そうだね」
ステージ・・・頑張らないと!
「あんまりテンション高くして寝不足になるん
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