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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『目覚め』
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して俺とフェイトはアリシアへと近付き、

「プレシア……アリシアに言う事があるだろ?」

未だ泣き続けるプレシアに話し掛ける。

「そうね……」

泣くのをやめ目もとを伝う涙の痕を拭いアリシアと向き合うプレシア。

「アリシア……紹介するわ……」

震えるフェイトの肩をプレシアは優しく抱きアリシアの前に立たせる。

「この子の名前は フェイト……アナタの妹よ……」

「私の妹?」

「あ……あの……アリシア……姉さん……その……」

アリシアはベッドからもそもそと起き上がりフェイトへと近付く、

「アリシアだよ よろしくねフェイト」

優しい笑みを浮かべながらフェイトを抱くアリシア。

今ここに姉妹の絆が結ばれたのだった。

「アリ…シア…姉さん……」

小さく呟くかのようにフェイトはアリシアの名前を呼ぶ。

「なぁに? フェイト?」

「うぅん……なんでもない……呼んでみただけ……」

「なにそれ?」

不思議そうに首を傾げるアリシア。

うん……すごく微笑ましい光景だな……。

「ねぇ? ところでアナタはだれ?」

俺となのはを見てアリシアは問う。

「俺は黒帝 零」

「高町 なのは なの!」

「アリシアだよ! よろしくね!」

そう言って立ち上がろうとするが、

「ありゃ?」

アリシアはふらりと体勢を崩し前に倒れる。

「大丈夫か?」

俺はアリシアを抱き止める、

「う〜ん 身体が上手く動かないよ〜」

「こりゃしばらくはリハビリだな」

まぁ 何年間も狭い場所にはいってりゃなぁ……。

「大丈夫か?」

「うん」

俺はアリシアの背中と膝に手を入れて抱き抱える、

「うにゅ?」

所謂お姫様抱っこである、

「アリシアちゃんうらやましいの!」

「姉さんズルイ……」

なのはとフェイトが羨ましがる。

「とりあえず無理せずゆっくりと身体を慣らせるんだぞ」

「りょ〜か〜い」

「じゃあ俺は少し席を外すよ」

準備をしなきゃな……。

「あれ? お兄ちゃんどこかに行くの?」


席を外す零になのはが尋ねる。

「ん? あぁ せっかくアリシアが起きたんだから今日の夕食は豪華にしようと思ってな」

「お買い物に行くの?」

「ん? あぁ ちょっと食材を『狩って』くるだけさ」

そう言って零は部屋から出ていく。

「そうなの?(あれ? 今なにか違う気がしたのは気のせいなの?)」

少し考えこむなのはと、

「今日はご馳走……」

俺の言葉に反応し顔が綻ぶフェイト。

「あれ? フェイトちゃんどうしたの?」

なのはが今まで見
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