アーチャーからの問い
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っちのセリフだ。全く…………マスターがこの未熟者だけでも、嫌というのに…………」
気にする事無く、ある意味芸術の域に達した【むかつかせるポーズ】をとり、平然と言葉を投げた。
「おい!どういう意味だよそれは!!」
アーチャーの言葉と態度についカチンときて大声で怒鳴る。
「言葉のとおりだが?魔術もへっぽこ、家事もへっぽこな貴様をマスターにして誰が喜ぶんだ?」
俺だって鍛錬を頑張って、聖杯戦争の時よりも成長したが、未だ半人前なのは身に沁みているが、こいつに、言われるとものすごく腹が立つ!つーか、家事は関係ないだろ!!
「俺だってお前みたいなひねくれ者よりも、セイバーの方が良かった!」
「確かに、こんなむさくるしい奴よりは、誰だって金髪美人のセイバーの嬢ちゃんの方がいいと思うぜ」
ランサーが俺の言葉に賛同をしてくれた。どうやら、アーチャーではなく俺に味方してくれるみたいだ。
「そうだよな。こいつよりも強くて優しいセイバーの方が何十倍もいい。」
「ねぇ」
「ほう…………そこまで言うなら、私の実力というものをその身にもう一度焼き付けてやろうか?」
「ちょっと」
「俺にもその話に噛ませろよ。そういや、てめえとの決着をつけてなかったな」
「いいだろ。二人まとめて切り刻んでやる」
「上等だ!やれるもんならやってみろ!!」
俺の言葉を合図に、俺とアーチャーは干将・莫邪を投影し、ランサーは、自分の槍を構えた瞬間
「いい加減にしなさいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!!!」
ガォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!遠坂から藤ねぇがいるのかと思うほどの咆哮があがった。
「と、遠坂?」
俺の言葉に目で人を殺せるんじゃないかと思わせる目つきで俺たちを睨みつける遠坂。
「そこに座りなさい」
何なんだこの圧力は………………バーサーカーが目の前にいるのではと錯覚するぐらいの圧力なのですが…………………
「私がなぜ、君の命令を受けなければならない?」
「いや、いきなり何を言ってんだよ?」
さすが英霊。この圧力を物ともせず反論をするアーチャーとランサー。だが、
「なんか言った?」
「「いや、何も…………」」
抵抗は長くは続かず、二人は、すぐに屈し、地面に正座で座る。そんなのでいいのか…………呆れている俺だが、ご立腹の遠坂がどの位恐ろしいかと言うことを知っているので、二人に続き正座して座った。
「……しかし。あの物言い、不思議と懐かしい。もしや女難の相でもあるのか、俺は……」
感慨深げに呟くアーチャーに、思わず同意してしまう。お互い幸運値低いため仕方ない。こればっ
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