第四章
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の所謂聖職者や寺院のことである。チャイナタウンにもあちこちにあり他には三国志の豪傑関羽を祭った関帝廟もある。どれも狐の様な変化が嫌うものとされている。ところがチュンレイはどれも毎日参っているのである。信仰心もあるのだ。
「それもないではないか」
「ではそれでもないですか」
「そう考えるのが普通だ。別におかしなところもないしな」
「ですが」
「今度は何だ?」
リーの話は続く。チャンもそれを聞く。
「奥様の御実家ですが」
「白狐飯店のことか」
「その名前といいあちらの旦那様といい」
「狐を思わせるか」
「というかそのままでは?」
リーはそう考えていた。そのうえで述べる。
「狐ですよ、やはり」
「あそこの御主人夫婦もそうだな」
「はい」
つまりはチュンレイの両親である。チュンレイも狐顔であるが彼等もそうなのだ。片方がそうならばともかく両方がそうなのだから不思議なことではある。
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