stay night
05Heldenk?nig
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学校に行っている間は霊体化して夕璃の傍におり、夕璃の危険を探している。
という名分で知らないものを探している。
放課後は夕璃と歩き、食材の買い出しなどに行く。
「マスター。サーヴァントと戦うことは考えないの?」
「考えてるよ? でも今までの習慣を変えるのは嫌なんだ。だからね」
放課後の散歩中に話している二人を見ている姿があった。
アーチャーだ。
ただし別に狙っているわけではない。
あの時の夕璃の言葉が気になったため、単独で行動しているだけだ。
「あの時感じた異常性。あれはまさしく衛宮士郎に感じたものと同じだ」
ならばどこかで行動を起こすかもしれない。
そう思っていたアーチャーが夕璃を見た瞬間、背筋が凍った。
(こっちを見ているだと!?)
しっかりと両目でアーチャーの方向を向いている夕璃を見て、アーチャーは咄嗟に移動した。
「あり得ない。どれだけ離れていると思っているのだ!」
ここから夕璃までは2km以上離れている。
気配察知スキルがEXですら1kmの中でしかわからない。
「奴は何なんだ!?」
アーチャーが叫ぶと同時に、夕璃は行動を映していた。
走り出した夕璃は英霊レベルの速さで屋根をジャンプしながらアーチャーに向かっていく。
「ちっ」
追いつかれると判断したアーチャーが立ち止って夫婦剣を投影すると、夕璃はジャンプでそれを超えた。
「なっ……!?」
「アーチャー下がって!」
血を纏った夕璃の一撃が、アーチャーの後ろにいたバーサーカーの攻撃を防ぐ。
「まさか貴様、これを見て!?」
「今は集中。ストライカー!」
ストライカーがバーサーカーの前に出て槍で攻撃するが、既にバーサーカーにその攻撃は通用しない。
「ヘラクレスだよね。ストライカー、宝具を使うことも考えといて」
「了解」
バーサーカーの攻撃を防ぐのも一苦労だということはわかっている。
「アーチャー、バーサーカーを撃退できる?」
「やってみよう。救われた恩もあることだ」
夫婦剣を大きくするとバーサーカーに突撃していく。
それに対して夕璃は、息を吐いた。
「Die Welt besteht aus Tr?umen und phantasms」
マグマが夕璃の右腕から吹き出し、バーサーカーを襲う。
「Reichliche Gerechtigkeit und reichliches Unrecht」
雲がその姿を変え黒雲となり、雨が降り出した。
「固有結界の一部を現実に持ち込んだだと!?」
驚くアーチャーを置いて、夕璃はマグマを雨の中にいれ蒸発させる。
すると霧が立ち込めて辺りは見えなくなった。
「ストライカー!」
「はぁ!」
声だけが響いた瞬間、爆音と共に霧が全て吹き飛んで下の
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