stay night
01Anfang
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二本の槍を突き出したところで、夕璃が現れた。
「ダメだストライカー!」
ピタリとストライカーが止まり、その隙にアーチャーが離脱する。
「駄目だよ、女の子が殺しなんてしたら」
「女の子……。でも私は、英霊」
「女の子ったら女の子でしょ? 今日は一杯話さなきゃならないことがあるから、撃退するだけでも良かったんだよ」
実際はただ単に夕璃が人殺しを嫌っているからであり、ストライカーと話すことも事実であるがそれだけが理由ではなかったのだ。
「わかった」
夕璃の後をとてとてとついていくストライカーを遠くで眺めながら、綺礼は危険を感じていた。
「あのステータス。恐ろしいものだな」
筋力と耐久を抜く全てがA以上という馬鹿げた数値。
そしてスキル。
だが綺礼が危惧していたのはそんなことではなかった。
「それよりも少年だ」
どうやってアーチャーの攻撃を察知したのか。
そしてどうやってあの場所までサーヴァント並みの速さで向かうことができたのか。
「どうやら今回の聖杯戦争は、かなり危険なものになりそうだ」
綺礼はそう言うと去って行った。
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