暁 〜小説投稿サイト〜
天使舞う、この世界
NO.2 無限の龍神
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
がな。

「無理です。死にたくありません。不思議な力を持っていようがいまいが、私は弱いので無理です」

オーフィス、あんたがどれだけ強かろうと、俺ははっきりノーと言わせてもらうぜ!

「だったら、これ飲む」

と、オーフィスは手を伸ばしてきた。手のひらには黒い蛇。縁起悪っ!俺蛇が関係して死んだんだよ!?

「・・・あの・・・これはなんですか?」

「これ、飲む。そうすれば、力、てにはいる」

「は、はぁ」

知ってるけどさ。生理的に無理。蛇の踊り食いってどんだけ難易度高いんだよ。イカよりも高いだろ。
それでも、この雰囲気的に飲まんと何されるのかわからない。だから、覚悟を決めて蛇を受け取り、飲もうとしたのだが、口元で蛇が弾かれてしまった。

「・・・・・・?」

意味がわからなくなっている美少女(一応)二人。
オーフィスは再び黒い蛇を手のひらに出現させ、俺に薦めてきた。俺もまた飲もうとするのだが、口元で蛇が弾かれて消えてしまった。

「・・・・・・なんで飲まないの?」

「いえ、飲もうと思っても口元で弾かれるんですよ」

俺だって何がなんだかわからないんだから。

「とにかく、力がないので協力できません」

これ幸いと断る。何がなんだかわからんが、ラッキーだったぜ!

「そう・・・・・・なら、鍛える」

・・・・・・はぁ!?何言ってるんだよ!

「私は弱いですから、鍛えても無駄だと思いますよ?」

「どうでもいい、やる」

どうでもいいって!そこ重要ですよ!?テストに出ますよ!?
オーフィスは手のひらに魔力を溜めていく。ヤバい!

「『絶滅天使(メタトロン)』・・・ッ!」

天使、『絶滅天使(メタトロン)』を展開して、光となってオーフィスの打ち出したレーザーを回避する。

「やっぱり、力、隠してた」

・・・・・・え?もしかして、俺の力を引き出すためにわざと攻撃を?オーフィスって策士じゃないよね!?
今の俺は霊装全開で空に浮いている状態だ。つまりは、霊力が駄々漏れなんだよ。

「次、いく」

そう言った瞬間、オーフィスの姿が消えた。速すぎる。俺と比べるのがバカバカしいほどに。しかも俺は連続で光移動できない。つまり、背中に一発もらったわけだ。

ドガァンッ!

そんな轟音がして、俺は地面を跳ねるようにぶっ飛ばされ、岩に当たって止まった。

「ゲホッ!」

ヤバい。死ぬ。こんなん相手にしたら死ぬ。逃げなきゃ、逃げなきゃ!

「『日輪(シェメッシュ)』」

絶滅天使(メタトロン)を円環にして、回転させる。すると、無数の破壊能力を持つ小さな光の粒がばらまかれる。これで足止めにでもなってくれたらいいな、と思っていたが、オーフィスは全く気
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ