バナナと逃走と牢獄生活
[1/2]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
学習棟A棟 校長室前
明久「はぁ……はぁ………何とか逃げきれた……」
僕は雄二に投げられた後、直井くんに当たりそのまま僕が標的にされ、追いかけられて何とか逃げきれた
明久「雄二め……後で覚えていろよ」
ゆり「何してるの?坂本君に何かされたの?」
後ろから声をかけたのはゆりさん。いつもは校長室にいるけど(寮に戻る時以外)自ら校長室を出るのはあまりない
明久「ちょっと……ね。ゆりさんには…関係のない話だから」
ゆり「何か少し気になるわね……もしかして坂本君とできちゃってる関係みたいな」
明久「いや!!それは絶対にないから!!」
ゆり「冗談よ。そんなに本気にならないでよ」
例え、冗談だとしても僕にとっては悪寒がするからやめてほしい
直井「貴様ら何をしている。今は授業中だぞ」
あ、直井君だ。ていうか、逃げないと!!
ゆり「あら、見つかったみたいね」
明久「そんなこと言ってないで早く逃げるよ!!」
呑気そうにしているゆりさんの手を引っ張って逃げる
直井「待て!!貴様ら!今捕まれば反省文100枚で許してやる!!逃げ続けたら反省室行きだ!!」
明久「どっちにしろ嫌だぁぁぁ!」
逃げる僕とゆりさんを直井君とNPC二人がしつこく追いかける
直井「くっ……あのバカは速いな…追いつけない」
ゆり「もう少しスピード下げなさい!私がついていけないわ!!」
明久「これでもまだ下げてるほうだよ!!」
生前で鉄人から逃げるために鍛えられた足はここでも生かされている。これなら楽に逃げきれる!
────と、その直後
つるんっ←バナナの皮を踏んで滑る音
明久「ぐぶふぉ!!」
突然、バナナの皮を踏んでしまい、後頭部を強打して僕は気を失ってしまった
反省室
明久「痛てて………まさかあそこでバナナの皮を踏むなんて……」
気がついた僕は反省室にいた。ちなみにゆりさんは僕を置いてそのまま逃げたらしい
直井「貴様ら、早く入れ」
雄二「へいへいっと」
ムッツ「……………(コクン)」
秀吉「なぜわしまで……」
次に反省室に来たのは雄二とムッツリーニと秀吉だった。扉がバタンと閉じられると三人は静かに座る
明久「ねぇ………三人とも。なんで捕まったの?」
雄二「いや、俺は校内を歩き回っていたらあいつらが来てな。で、逃げている途中になぜかバナナの皮を踏んですっ転んじまった」
こいつも僕と同じ末路をたどったみたいだ
明久「じゃあ、ムッツリーニは?」
ムッツ「女子k──────……いや、調査をしていた時に捕まって……」
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ