守護者は高らかに
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俺が断ったことが意外だったのか、一瞬キョトンとしたがすぐに目を吊り上がった
「……へぇ……お兄ちゃん、デュエル弱い癖に私に逆らうんだ」
「兄は敬うもんだ。それにデュエルでもお前より強い」
デュエル脳とはここまで酷いのか。さすがはリスペクト(笑)デュエル最盛期。格が違った
「なら、やってみようよ。私が勝ったら二度と逆らわないでよね」
「じゃあ、俺が勝ったら俺に逆らうなよ?」
隅に置いてあった段ボールから、すでに組んであるデッキを取り出す。もちろんシンクロもエクシーズも存在しないデッキだ
「そんなことはありえないけど、わかった。デュエル! 私は永続魔法、凡骨の意地を発動するね。そして、デーモンソルジャーを攻撃表示で召喚! カードを一枚伏せてターンエンド!」
妹のデッキは凡骨ビートだろうか?
となると伏せカードは除去罠の可能性が高いか……
「俺のターン、ドロー。永続魔法、次元の裂け目を発動。効果でフィールドから墓地に行くモンスターはすべてゲームから除外される。モンスターを裏守備で召喚。カードを二枚伏せターンエンド」
「次元の裂け目なんて使ってくるの初めてだけど、やっぱり守るだけで精一杯みたいね。私のターン、ドロー! 引いたカードはサファイアドラゴン。通常モンスターをドローした時、凡骨の意地の効果発動。そのカードを相手に見せてもう一枚ドロー! あ、止まっちゃった……。じゃあ、サファイアドラゴンを召喚するね」
召喚対応カードなんて激流葬くらいしかこのデッキには入ってないんだよなぁ……。結構試作段階だったが仇になったかね
「バトル! サファイアドラゴンで裏守備モンスターを攻撃!」
「異次元の偵察機だ。もちろん除外される」
「なら、デーモンソルジャーでダイレクトアタック!」
「トラップカード、ガードブロック。ダメージを無効にして一枚ドロー」
和睦の使者や威嚇する咆哮の方がいいかもしれないが、異次元の偵察機は別に破壊されても問題ないため、こっちを採用しているのだ
まあ、割られる可能性もあるからフリーチェーンのその二枚のカードの方が優秀だな。アドはガードブロックの方がとれるけども
「むう……防ぐなんて生意気。私はターンエンド」
防いだだけで生意気扱いとか、元の人格のデッキはどれだけ酷かったのだろうか?逆に知りたくなる
「エンドフェイズに異次元の偵察機の効果発動。攻撃表示で特殊召喚する」
「せっかく倒したのに……。でも所詮攻撃力800の雑魚モンスター。そんなモンスターじゃ、私には勝てないよ!」
やはりこの時代はステータス主義なのな。蟹に謝れ
「俺のターン、ドロー。永続魔法、帝王の開岩を発動する。そして、異次元の偵察機をリリースして風帝ライ
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