オリジナル/未来パラレル編
第30分節 9日前の空白
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パートの部屋の前に着く頃には会話もなくなっていた。
「じゃあ俺はこれで。ゆっくり休めよ」
帰ろうと踵を返した紘汰の、背に、何かがぶつかった。次いで、服の布地を引っ張られる感触。
「さ、き」
「ごめんなさい」
すぐに、昨日から今までの態度のことだと、察しがついた。
「いいよ。俺こそごめんな。咲、嫌がってたのに」
「いやじゃない。コウタがイヤだと思ったことなんて、一度だって、ない」
「本当に?」
背中に押しつけられた頭が上下する感触。肯いたようだ。
「じゃあ」
――昨日の続き、してもいいか?
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