暁 〜小説投稿サイト〜
甘え下手
思いがけない誘い
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[9] 最初
は二人とも言葉を発さず、長い沈黙が続いた。立花社長の家に着くと、立花社長が車のドアを開けてくれた。立花社長の家はマンションで黒塗りのドアからはモダンな雰囲気が感じられる。誘われるかのように部屋の中へと入る。中は意外と散らかっていて、普段見る几帳面な姿とはまるで正反対だった。「ごはん、どうする?」「あ、何でも・・・。」キッチンへ向かい何かを炒めているらしく時折フライパンを揺する音がする。なぜ、家に招かれたのか分からないで不安な気持ちと何かを求めている自分を感じ、不思議な気持ちになる。
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