4部分:第四章
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その部屋でピアノの演奏を聴いていた。二人はその部屋の中央で紅茶とクッキーを前にしてそのうえでピアノを聴いているのである。
「これがです」
「何かとても」
朱雀はその曲を聴きながら言うのだった。
「穏やかで。美しい曲ですね」
「ホーム=スウィート=ホームですの」
「それがこの曲の名前ですか」
「我が国では古くから皆に愛されている曲です」
アンはこのことも朱雀に述べた。
「本当に昔から」
「それだけ皆に愛されてきたのですね」
「そうです」
答えるアンもまた穏やかな顔になっていた。
「それだけの曲だと思います」
「そうですね」
朱雀もこのことはわかった。
「これだけ美しい曲があるなんて」
「日本にもこうした曲はありますか?」
アンは今度は朱雀に対して問うた。
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