暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜神話と勇者と聖剣と〜
異なる物語への介入〜クロスクエスト〜
遭遇2―Encounter2―
[4/4]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
プ的なことをやらかしてしまったんだな。俺がいた世界じゃぁ、SAOはもうクリアされてるんだ」
「はぁ!?」
「なん……だって……!?」

 驚愕の叫びをあげると、隣でカイも同じく叫ぶ。

「で、俺は……そうだな、《ナーヴギア》の後継機みたいなやつの実験に協力してたんだが……何があったのか……」

 あいつまだ懲りてなかったのか……?とぶつぶつセモンが呟くが、やはり何のことなのかさっぱりわからない。

「たぶん電波の混信的な物が起こってしまったんだろう。……フレイとカイは、これからどうするんだ?できれば俺達もご一緒出来ればな〜なんて」
「ああ……」
「いいぜ。とりあえず、まずは別の層の確認だ。転移門が使えないから、迷宮区を突破することになる。いいよな、フレイ?」
「俺は別にかまわないぜ。セモンとハクナは?」
「オーケー。ハクナもいいよな?」
「はい。大丈夫です」

 よし、と呟く。

「それじゃぁ行こうか。……一応パーティーを組んでおこうぜ」

 メニューウィンドウを開き、パーティー申請。『【Kai】にパーティーを申し込みますか?』との表示に【Yes】を選択。HPバーが表示される。しかし、問題はセモンとハクナだった。

 パーティー申請が出来ない。加えて、今気が付いたのだが二人にはカラーカーソルもHPバーも無いのだ。

「な……どうなってるんだ……?」
「き、機種が違うせいなのか……?ごめん、俺にも詳しいことは分からない。ああくそっ、秋也か陰斗がいればな……」

 がりがりと苛立ち交じりに頭をかくセモン。

「と、とりあえず、その《迷宮区》に向かってみましょう!あの、何かわかるかもしれませんし……」
「そうだな……」

 ハクナの意外な落ち着きぶり(落ち着いているのかは謎だが)に感心しつつ、フレイはうなずく。

「それじゃぁ、迷宮区に向けて出発だ!」
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ