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【完結】剣製の魔法少女戦記
第五章 StrikerS編
第百五十三話  『想い、強く…』
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も心を折られないようにアウルと一緒に強くなります!」
「よく言ったよ、レン!」
「うんうん! 強くなったね!」
「そうですか…?」

すずかとシャーリーに褒められ、照れながらもそれでレンは思う。
僕が強くなったのはギンガさんの言葉があったから…。
あの言葉がなければいまだに弱気なままだっただろうと。
そしてまだ改修が完了していなくて傷が残っている待機状態のアウルを見やりながら、

「アウル…、強くなろう。僕達二人で」
《はい。今度こそ私の力を示します。
そして必ず救いましょう、マスターの姉君を…》
「うん!」

アウルはレンの気持ちに共感したのかAIながらもレンの気持ちに応えた。
少なからずアウルの中で自己の意思が確立してきた証である。
この調子なら将来はなのはとレイジングハート並みのコンビになっていけるだろう予感を期待させられる、とレン達のやりとりを見守っていたすずか達は思うのだった。
しかし、ここでシャーリーが変な空気を纏いだしながら小声ですずかに話しかける。

「………あ、すずかさん」
「………なに? シャーリーさん?」
「………ついでですからスバルのマッハキャリバーとギンガのブリッツキャリバー、それにティアナのクロスミラージュ…ファイナルリミッターを解除するついでに魔改造しません…?」
「………面白そうだね。うん、それじゃやっちゃおっか」

ここにきて変な案を言い出すシャーリーにすずかも乗り気で承諾し、デバイス達は強化される運命になってしまった。
さて、どんな強化をされるのか楽しみであり恐怖でもある…。
ついでに言えばそれを聞き耳を立てて聞いていたレンとアウルヴァンディルはというと、

「…今更だけど、アウルの事が心配になってきたよ」
《…大丈夫です。無事に帰ってきます、マスター》

二人はそれで心が震えていた。
アウルヴァンディルに関しては恐怖心を覚え始めてきていたり…。



◆◇―――――――――◇◆



トレーニングルームでは剣の群れを空中に浮かせている士郎と、ストームレイダーを構えているヴァイスの二人がとある二人に目掛けて標準を合わせていた。

「…では、いくぞ。スバル、ティアナ!」
「本気で当てに行くからな? 覚悟しろよ?」
「「はい!」」

そして士郎の全投影連続層写(ソードバレルフルオープン)が大声で気合を入れている二人に迫る。
まずスバルはその機動力を生かしてなんとか剣の群れの合間を縫って避ける。
当たりそうなものにはリボルバーナックルで逸らすや弾くなどの行動をして致命傷は避けている。
しかし決してティアナにまで剣の群れを届かさないように配慮している。
とうのティアナはというとスバルの直線上の背後で魔力弾を生成してタイミングを狙
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