暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos19奇跡の箱庭・第零技術部〜Garden of Scaglietti〜
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うん、そうだね」と頷いて応える。そういうわけで、デバイスの受け取りは明日、学校から帰ってから、という事になった。
†††Sideフェイト⇒アリサ†††
昨日の夜、フェイトとシャルからデバイスの修理が終わったって連絡を貰ったあたし達は学校帰りに本局へとやって来た。シャルとアリシアを先頭に、あたし、すずか、後ろになのはとフェイトと続いて行く。
そして向かうのはメンテナンスルームとかが集まっている技術研究区画の奥も奥。通路の壁にはZeroth Engineering Department――第零技術部って彫られた翼を広げた鳥型のプレートが案内板として設置されている。
「この前行ったメンテナスルーム過ぎたけど・・・」
「あそこの設備でも修理は出来るけど、どうせなら次元世界最高の技術が集う、最高の設備のある場所で修理した方がいいでしょ」
「そんなにすごいところなの?」
アリシアの疑問に「まあね♪」とウィンクしつつ返すシャルが“キルシュブリューテ”がインテリジェントデバイス化した時のことを話した。元々AIを積んでいないアームドデバイスだった“キルシュブリューテ”をインテリジェントデバイス化させたのが第零技術部で、そこの部長であるジェイル・スカリエッティという人だって。ドクターっていう愛称でその人の技術力は次元世界では指折りで、あたし達のデバイスの改良にはその人も加わったって話。
「見えてきた。きっとすごい改良が施されてるはず」
ZEROと大きく描かれた左右に開くスライドドアがあたし達の前に現れた。シャルがドア横の操作キーのような物に手を振れて、「どうも〜、イリス執務官補です」って言うと、『待っていたよ、入って来たまえ』って男の人の声が返ってきた。
「それじゃあ、行こうか」
開かれたドアをあたし達は潜った。ドアの奥に在ったのは応接室のような場所で、中央には2mほどの長テーブルが一卓、テーブルを挟むように同じくらいの長さの黒い革張りソファがあった。そのソファに座っているのは「ようこそ。第零技術部へ」さっきあたし達を招いた声をした男の人だった。紫色の髪に金色の瞳をした、なんていうか言ったら失礼だけどマッドサイエンティストみたいな顔をしている。
「私はここ第零技術部を統括しているジェイル・スカリエッティ。同僚や友人からはドクターと呼ばれている。君たちもぜひそう呼んでくれたまえ。っと、客人を立たせたままだ、すまないね。まずは掛けてくれたまえ」
「ではお言葉に甘えて。みんな、座って」
シャルに促されたあたし達は「失礼します」と一言断ってからソファに座っていく。
「今マリエル君が君たちのデバイスを、そしてうちの娘がお茶を用意している。もう少し待っていてくれたまえ」
ドクターがそこまで言ったとこ
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