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ハイスクールD×D〜進化する勇気〜
第八話
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…まあ、僕ら自身から依頼してそれを彼に受けてもらう事もあったけどね」

「この前のコカビエル討伐戦がいい例ですね」

確かに。時々受けてたしな。

「とりあえずは……いつもと同じように和平だな。そして……ヴァーリ。今ここで言いたい事があるんじゃないか?」

そう言うと、ヴァーリは俺の所にまでやってくる。

「あの時助けてくれた事、本当に感謝してるの」

あの時ってのは世界終末の日(ハルマゲドン)の時の事だな。

「悪いな、俺自身は覚えてない」

「いいの。貴方は何千人という人を救った……私がその中の一人だったって事」

ヴァーリはそう言うと、胸に手を当てる。

「だから……本当に、ありがとう」

そう、笑顔で言った。

「……ああ、だったら素直に受け取るよ」

そう言った瞬間……世界が、止まった。
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