俺のスマホがこんなに可愛い訳がない。
[2]次話
リリリリ・・・・
「ん?」
俺は普通の学校に通う、普通の高校生だ。
どんなに頑張っても、モテることはない。
「遅刻だっ!」
おれはダッシュで制服に着替え、スマホを持ち、部屋を出る。
俺の名前は水無弦。
「お兄さん・・・おはよう・・」
彼女は俺の妹、水無須玖だ。
「よう、須玖。」
俺は中学生の須玖を連れて、外へ出た。
「行ってきます!」
「はい、パン。」
俺は須玖に貰ったパンをくわえて、走り出した。
「おわっ!」
俺は坂で転ける。
スマホが、落ちた。
「やべっ!」
俺は拾い上げて、確認する。
「傷ついたか・・・」
俺は傷を擦る。
「悪かったな・・使い手が俺で。」
俺はそんな事を呟きながら、走り出す。
「はぁ・・はぁ・・」
俺は教室に入る。
「遅刻〜。」
俺は担任の後藤武蔵に挨拶する。
「った〜間に合わなかった・・・」
はははと声が聞こえる。
俺は、アニメの定番席に座り隣に話しかけられる。
「それで?妹とは?」
「なんだ・・」
「だって、義理の妹なんだろ?」
このエロいクズは、材木智。
「そんな・・妹とは余り話したことも無いんだぞ?」
「そうなのか〜」
するとあいつの後ろから、眼鏡の委員長が鉄拳を降り下ろした。
「いてっ!」
「ほら〜水無君困ってるでしょ〜」
「なんだ、彩夏か・」
「なんだとは何よ・・」
桜井彩夏は、耳をつかむ。
「ははっ・・なかいいな」
俺はあきれて言う。
「あ、水無君・・おはよ」
俺は素っ気ない挨拶に返事をする。
「よう、東雲。」
この余り愛嬌の無い女は、何故か俺に挨拶するだけの関係。東雲紗香。
ーーーーーーーー放課後。
「はぁ・・」
俺はため息を付いて歩き出す。
ラブコメ展開無いかなぁ・・・
俺はそんな事を思いながら歩き出す。
スマホを取り出して、ロック画面を開く。
「4:00か・・・」
そう呟きながら、スマホをポケットに入れた。
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