オリジナル/未来パラレル編
第26分節 クモンカイト
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。出来の悪いスプラッタ映画を観た気分だ。
すると、オーバーロードの姿が粒子と散り、戒斗がそこに立っていた。ほっとする反面、戒斗が着ている祭服の白が、妙に胸をざわつかせる。
「紘汰くんは知ってたの? 戒斗くんが、こう、なったこと」
紘汰はあまりにためらいなく変身し、戒斗に斬りかかった。戒斗が敵だと事前に認識していなければできない行為だ。
鎧武は咲から顔を逸らした。イエス、だ。
『――。俺も、10日くらい前に、知ったばっかりだ。それまでは俺だって、戒斗は行方晦ました、くらいにしか思ってなかった』
10日くらい前。咲は精一杯に記憶をたぐり、気づいた。その時期は21歳の室井咲が記憶を失う直前だ。
「何が、あったの。そこにあたしは、いたの?」
「いたな。そしてこう言っていた」
『っ、戒斗!?』
「呉島碧沙が死んだのにシアワセになった自分が許せない、と」
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