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問題児たちが異世界から来るそうですよ?〜何気にチートの雷属性〜
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「…なんでこんな所に手紙が?」
彼ーーーーーー勇川雷輝《ゆうかわ らいき》は疑問を口にする
「ーーー『悩み多し異才を持つ少年少女に告げる。その才能を試すことを望むならば、己の家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨て、我らの箱庭≠ノ来られたし。』ねぇ。別に悩みはあんまねぇんだけどな」
瞬間、彼の身体は光に包まれる
目を開けると、空の上にいた。よく見ると、違う奴もいる
「イヤイヤイヤイヤ別に行きたくなかったんだけどぉぉぉ!」
そんな叫びも虚しく、下にある池に止まる事なく落ちていく
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「し、信じられないわ! まさか問答無用で引きずり込んだ挙句に、空に放り出すなんて!」
「右に同じだクソッタレ。場合によっちゃその場でゲームオーバーだぜコレ。石の中に呼び出された方がまだ親切だ」
「……。いえ、石の中に呼び出されては動けないでしょう?」
「俺は問題ない」
「そう。身勝手ね」
「あっぶね。池に雷流す所だった」
「…。」
いきなり呼ばれた彼等には、特に怪我は無かった
知り合って間もない、どころか初めて会った相手にここまで堂々と話せるのはよっぽどコミュ力が高いか、敬語を使った事がないような問題児だけだろう
そして彼等は間違い無く後者
「まず間違いないだろうけど、一応確認しておくぞ。もしかしてお前達にも変な手紙が?」
金髪の少年が雷輝を含める三人に聞く
「そうだけど、まずは“オマエ“って呼び方を訂正して。ーーーー私は久遠飛鳥よ。以後気を付けて。それで、そこの猫を抱きかかえている貴女は?」
「春日部耀。以下同文」
「そう。よろしく春日部さん。最後に、野蛮で凶暴そうなそこの貴方は?」
「高圧的な自己紹介をありがとよ。見たまんま野蛮で凶暴な逆廻十六夜さかまきいざよいです。粗野で凶悪で快楽主義と三拍子そろった駄目人間なので、用法と容量を守った上で適切な態度で接してくれお嬢様」
「そう。取扱説明書をくれたら考えてあげるわ、十六夜君」
「ハハ、マジかよ。今度作っとくから覚悟しとけ、お嬢様」
「ちょっと待て。なんで俺いない事になってるの?酷くない?」
雷輝が自分の番が来ない事についてツッコむが、無視される
「で、呼び出されたのはいいけど、何で誰もいねえんだよ」
「そうね。なんの説明もないままでは動きようがないもの」
「ねえわざとなの?なんで居ない事で話を進めるの?」
「うるさいわね!早く自己紹介すれば!?」
「
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