ちょこっと日常 @
第四十話
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
ょ?」
マリーは思いっきり、ナンパを受けていた。
それも、まだ店の中で。すごいな・・・日本人には到底無理だ。
「あー・・・スイマセン、そいつ、俺の連れなので」
とりあえず、呪術関係者でもないだろうから、出きる限り丁寧に割り込むことにした。
「あ、武双」
「兄妹、って事は隠して」
面倒にならないように、俺は小声でそういった。
勘違いされた方が、色々楽だろうし。
「あ・・・アンタ、その子の言ってた連れ?」
「その認識であってるよ。・・・ってか、アンタらよく見たら日本人か」
髪染めたりしてるが、少しちゃんと見てみれば分かることだった。
はぁ・・・なんだか、余計に面倒になったような気がする。
「全然お似合いじゃねえなぁ」
「ホント、男のほうが地味すぎる。こんな男でいいの?」
「この・・・」
「落ち着け、マリー」
「でも、」
「いいから。何もするな」
俺はそう言いながら男ども三人を軽く睨み、殺気を向ける。
これでも神様相手に殺しあってきた身だ。本気で睨まなくても、軽くで・・・
「「「・・・・・・」」」
・・・三人の足元に、小さな水溜りができていた。
いや・・・マリーの手を引っ張りながら、外に出てて良かった・・・さすがに、お店の中でやられるのは勘弁願いたいだろうし。
「じゃ、行くぞマリー」
「あ、うん」
そしてそのまま、十五人分の昼食を俺が持って、三人を放置したままみんなの元に向かって歩く。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ