暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D〜進化する勇気〜
第五話
[5/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
てはいけないとは誰も言っていない。

でも、復讐を果たした後が問題なのだ。

復讐を果たして……多分今までの僕なら後は何をしようと思っていただろう。

でも、今の僕は違う。

僕には……仲間がいる。皆が……部長が、朱乃さんが、小猫ちゃんが、神名君がいる!

すると先ほど無造作に投げ捨てられた結晶から光が漏れ出てくる。

『見捨ててなんかないよ』

『だって君はずっと、僕達のことを想ってくれていた』

『たとえそれが復讐なんだとしても、君が私たちを忘れた日はなかった』

皆の声が聞こえてくる。

『なら私達もあなたを大切に想う』

『あなたはひとりじゃない』

『一人の力は弱くても、みんなと一緒なら大丈夫だ』

『だから受け入れよう……』

受け入れる……そんなことを……

『歌おう…みんなで歌った歌を……』

僕の周りの光から、聖歌のようなものが響く……それは眷族達にも聞こえているようだった。

部長は驚いていて……それでも皆優しい表情をしていた。

『聖剣を受け入れよう』

『神が僕達を見放しても、君には神なんていらない』

『君には私達がいる』

『たとえ神が僕達を見ていなくても僕達はきっと…』

そうだね……僕たちずっと……どこまでも……

「一つだ…!」

僕はそう言うと、僕の周りにいた霊魂のような魂は僕の周りに光と成って纏う。

暖かい……暖かい。

みんなの気持ちが僕に入ってくる………僕は、一人じゃない。

「バルパー・ガリレイ。僕の仲間は僕に復讐なんか、望んでいなかった……優しい僕の仲間が、そんなことを考えるわけがない。だけど貴方はこれからも人を傷つけ、殺すだろう……」

僕は光に包まれながら魔剣を創る。

「僕は第二、第三の僕達を創らないために、貴方を、滅ぼす」

「黙れ!おい、フリード!ちょうどいい!エクスカリバーを使って私を守れ!それくらいは出来るだろう!」

バルパーはフリードに自分を守れと言うが……

「あ〜あ……え?なんか言った?バルパーのおっさん?」

しかしフリードはどうでもいいと言った感じだった。

「いやぁ……正直、あんた守るメリットってやつを感じられないわけでして〜」

「貴様、何を!」

「まあ、何だ……結構面白かったけど、あんたの計画もこれで終わりって事ですわ。俺は最初からこいつ、どうでもよかったってわけだ!うひゃうひゃ!俺っちが求めるのはそう!力、力、力!!あのイッセー君と戦うための力が欲しいんすよ!!」

「……何を言って……」

「君も知ってんだろぉ?イッセー君のあの力!あれで俺様は目が覚めたんですわ……あんな力を見せられたら……ただ悪魔を殺すだけの日常が馬鹿らし
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ