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FAIRYTAIL転生伝 〜 黒き魔王は妖精と共に 〜
第一話『転生』
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みたいな民芸品を定期的に村にやってくる行商の人に買ってもらったり(なんでも母さんの造った民芸品は評判がいいらしく、あちらからそれなりの値段で買ってくれる)、村の皆に助けられたなんとか生活できている状況である。
なので娯楽品など買う余裕もないのだが、娯楽大国の日本の産まれの俺としてはこの状況は少々つらかった。
なにせ家では母さんの仕事が仕事なために俺では手伝うことはできず、家事を手伝うにしてもまだ幼いということで簡単なものしか手伝わせてもらえない。母さんは「子供は遊ぶのが仕事」だと思っている人であり、すぐに「仕事は私に任せて遊びにいってきなさい」というのである。
だが母さんの言うとおりに遊ぼうにもどう遊べばいいのかわからなかった。村に同世代の子供は何人かいたが、その子供たちはどれも外見にふさわしい精神年齢の持ち主たち。前世で高校三年生までいった精神年齢の俺としては、どうしても心の底から馴染むということはできなかった。どうしても小さい子供の面倒をみているという感覚になってしまうのだ。なので俺自身が楽しむ娯楽というものがなかった。
だが最近この世界でもできる新しい娯楽を見つけることができた。
それは『釣り』である。
俺の村の近くにはちょっとした森があり、その奥には魚が生息する川があることがあることを村長に教わり、家のご飯のおかずの足しになろうと思い挑戦してみたがなかなか成功せず、やっと一匹つりあげて家に持って帰ったら母さんにとても喜ばれたのが嬉しくて、それ以来はまってしまい、今では週二のペースで釣りにでている。(本当はもっと行きたいのだが、子供同士にもつきあいというものがあるのでこれくらいしか行けない)
そして今日も釣りに出かけようと村を出たのだが、なぜか気づいたら、うす暗い部屋で両手両足を拘束されて床に転がされていた。
……あれ?
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