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こんな私(俺)の物語
第二十二話 テロですか赤白対決ですか
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スカロンに力を譲渡だッ!」
『承知ッ!』
『Transfer!!』

ゴンッ!

一誠の拳は、ヴァーリの盾を難なく破壊して、顔面へ鋭く食い込ませていた。

「ーーッッ???????」

思いがけない攻撃を受け、ヴァーリの体勢が歪む。すかさず一誠は光の翼、白龍皇の余った力を放出する場所に手を回す。

「お前の神器(セイクリッドギア)の効果はここから来ているそうだな。だったら!」
『Transfer!!』
「吸い取る力と吐き出す力を処理しきれないほどに高めてやる!」

ビィィィィィン!
白龍皇の鎧《ディバイン・ディバイディング・スケイルメイル》の宝玉全てが無茶苦茶な点灯を繰り返す。途端に、ヴァーリの体にあった凄まじいドラゴンの力が消失していく。

『ーーッ!なんてことだ・・・ッ!ヴァーリ、一度体勢を立て直せ!』

ヴァーリがアルビオンの声に反応して、両腕で防御を試みる。

バガンッッ!

アスカロンの力が籠った左拳は、ヴァーリの防御を両腕の籠手ごと難なく破壊し、そのまま白龍皇の鎧も呆気なく破壊し、ヴァーリは腹に突き刺さる。

ゴホォ・・・・・・。

ヴァーリの口から鮮血が飛び散る。しかし、口から血を流しながら、ヴァーリは笑う。

「・・・ハハハ、凄いな!俺の神器(セイクリッドギア)を吹っ飛ばした!やればできるじゃないか!それでこそ、ライバルーー」

ガンッ!

一誠の容赦ないストレートがヴァーリの顔面に入った。

「・・・殴らせてもらったぜ。お前だけは殴らないと気が済まなかった」

ついに顔面に一発入れた一誠。しかし、ヴァーリの鎧は再び元の状態に戻る。
所有者を戦闘不能にするまで戦いは終わらない。

すると、一誠が地面に転がっている白龍皇の宝玉を拾う。

「なあ、ドライグ。神器(セイクリッドギア)は所有者の想いに応えて進化するんだよな?」
『ああ、そうだが・・・どうした?』
「俺のイメージをお前に伝える。ーーやってみてくれ!」
『ーーッ。・・・相棒、危険なイメージを送り込んでくるものだな。だが、面白い!死ぬかもしれないが、その覚悟はあるか?』
「死ぬのは勘弁だな。俺はまだやりたいことが一杯あるんだ。ーー痛みなら、我慢してやる!それで目の前のくそ野郎を越えられるのならなッ!」
『フハハハハハハハハッ!いい覚悟だ!ならば俺も覚悟を決めよう!正気の沙汰ではないがーー我は力の塊と称された赤き龍の帝王!お互い、生きて超えてみせるぞ、相棒!否ッ!兵藤一誠ッッ!』
「応!」

「何をするつもりだ?」

「『白い龍』!アルビオン!ヴァーリ!貰うぜ、お前の力!」

自身の右腕の籠手の宝玉を叩き割り、そこにバニシング・ドラゴンの宝玉をぶちこんだ。
瞬間、右腕が白いオーラ
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