暁 〜小説投稿サイト〜
こんな私(俺)の物語
第二十二話 テロですか赤白対決ですか
[14/16]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
園に滞在できる条件はグレモリー眷属の悪魔が持つ未成熟な神器(セイクリッドギア)を正しく成長させること。まあ、神器(セイクリッドギア)マニア知識が役に立つわけだ。お前らも聞いただろうが、『禍の団』ってけったいな組織がある。将来的な抑止力の一つとして『赤い龍』とお前ら眷属の名が挙がった。というよりも、対『白い龍』専門だな。仕入れた情報では、ヴァーリは自分のチームを持っているって話だ。仮に『白龍皇眷属』と呼んでおくか。判明しているメンツは今のところヴァーリと孫悟空を合わせて数名だ」

「ヴァーリたちはまたここを攻めてくるんスか?」

「いや、もう攻めてこないだろうさ。一応チャンスだった三大勢力のトップ会談での暗殺だが、それも失敗した。奴らの当面の相手は天界、冥界だ。冥界は俺の命令で全堕天使が悪魔と共闘する。そう簡単に冥界を落とすことはできない。天界もセラフの連中が黙っていないだろう。それに天界には居候の強い聖獣、魔獣もいるしな」

「・・・戦争か」

「いや、まだ小競り合いレベルだな。奴らも俺たちも準備期間と言える。安心しろ、お前らがこの学園の高等部どころか、大学部を卒業するまで戦なんて起きやしない。学園生活を満喫しとけ。ーーただ、折角の準備期間だ。色々と備えようじゃねぇか」

「うーん・・・」

「赤龍帝、難しく考えるな。どうせ脳が足りてねぇんだから、余計な心配をしても埒が明かんぞ。お前の敵はあくまでも白龍皇ヴァーリだ。それだけは忘れるな。お前がヴァーリを退けたのは、ミカエルから貰った龍殺しの剣と赤龍帝の籠手の力が合わさったからだ。あと、奴は手を緩めていた。そうじゃなければ負けていたな。というよりも今回は相性のおかげで戦えたに過ぎない。仮に相手がヴァーリ並の力を持つドラゴン以外の存在だったら、お前は殺されていた」

なんと懇切丁寧な説明なんでしょう。うん。先生と呼んでもいいかもな。

「それで、白龍皇の力はあれから使えるのか?」

「あ、はい。一回しか半減できませんけど」

えぇ!?使えるの!?これも俺のせい!?

「そうか、まあ、あんな強力な力はそう簡単に扱えるはずがないからな。少し使えるだけでも進歩だな。だが、それを自由自在に使えるかはまた別だ。下手をすれば禁手(バランスブレイカー)に至るよりも難しい技能かもしれない。まあ、修業次第だな。ーーそれも地獄のようなしごきを長期間にこなしてだ。弱いくせに無茶に張り切ると死ぬぞ。赤龍帝の力も不安定すぎる。爆発力は凄まじいが、それも一時だ。相手が格下ならそれで瞬時に倒せるだろうが、格上の相手には封殺される。お前も悪魔として今後レーティングゲームにも参加するなら、強大な赤龍帝の力を安定させろさせろ。それもこれも、まずは禁手(バランスブレイカー)になってからだな。かといって、レー
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ