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ゲルググSEED DESTINY
Another2 結婚式 後編
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らないと判断して落ち着いた様子で白を切る。だが、それは逆効果だったのだろう。カガリは更に疑わしい目つきでキラを睨んだ。

「キラ、お前の甲斐性じゃあどうせ良いとこ、町の喫茶店とかファミレスってオチだろ。だから、お前がこんなホテル最上階にあるレストランになど連れてくるなんていうのは変だ。一体、誰の差し金なんだ?」

(ま、不味い!カガリがそこまで察しているなんて……どうやって誤魔化す?)

「お客様、ご注文は既にお決まりでしょうか?」

まさかの察しの良さに驚愕しつつもどうやって言い逃れるかを考えるキラ。その時間を誤魔化す為にルナマリアが従業員として注文を取りに来ることで時間を稼ぐ。

「ああ、そうだな――――」

(どうやって誤魔化せばいい?このまま言い逃れても不信感を抱かせてしまえばアスランが来た時にばれてしまうかもしれない。なら、どうやって……)

ルナマリアの僅かな時間稼ぎの間に必死に頭を働かせるキラ。しかし、プログラムの構築や演算処理ならともかく、こういった上手く誤魔化すような弁はキラにはない。
時間稼ぎも不自然に思われてしまうほど長くなってしまえば正体がばれてしまう。ルナマリアの時間稼ぎもこれ以上は無理だった。
万事休すか――――早くも計画が頓挫してしまったかのように思えた。とその時――――

「よう、遅くれてすまんな」

「あ、マーレさん」

マーレが現れる。キラやルナマリアだけではフォローしきれないと判断して介入してきたのだ。

「さっき話が聞こえてな。誰の差し金だとか言っていたが、まあ、あえて言うなら俺だ。こいつがプラントに来るって聞いてたからな。お勧めの場所を紹介しておいたんだ」

「そうだったのか。だったらそう言えよな、キラ」

「あ、うん。アハハ……(フォローありがとうございます)」

「(全くだ。見ててヒヤヒヤしたぞ)」

何とか誤魔化すことに成功したマーレとキラ。しかし、作戦は変更した方が良いだろう。今のままアスランとカガリが出逢っても、カガリにちょっとしたきっかけでばれかねない。少し時間をずらすべきだと判断する。

「ちょっと悪いが、キラと話したいことがあるからな。席を外してもいいか?食事は先に済ませておいて構わない。多分、結構な時間戻ってこないだろうしな」

「ああ、そういう事なら構わないぞ」

そう言ってキラと共に席を外しながら、アイコンタクトでマーレはシンにアスランが来ないようにしろと指示を出す。シンはそれを受け取ってカガリには見えない所まで移動し、アスランが来るのを遅らせるよう無線で連絡する。

「アスランがまだ来ないように足止めを――――」

『もう手遅れです。とっくにアスランはホテルに入ってますよ』

連絡を取ったメイリンがそう返答
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