Another2 結婚式 前編
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れ以前に、というわけだ、としか言ってないイザークの会話内容からシンは何が言いたいのかすら分からない。せめて話の本筋を説明してほしいと思う。
「つまり、アスランが結婚を先延ばしにしているせいでこのままじゃ、カガリが報われないって話ですよね?」
「いや、何でわかってるの?」
キラが話の内容を要約するが、そもそもそんな話は聞かされていないのに何故わかると訴えるシン。
「でもさ、それってカガリさんがオーブで結婚しようとしてた時と同じじゃないの?それに、別に今すぐ結婚しなくちゃいけない理由もないんでしょうし……」
「ルナまで!?何これ!何でアンタ達話の内容理解してる前提で進めてるの!?」
自分だけ仲間外れにされたのかと叫ぶシンだが、誰もシンの相手はしない。それよりもアスランの方が重要だからだ。
「確かに、国を優先するっていう意味としてはアスランの選択肢は前にカガリとしていたことと同じかもしれない。でも、別に結婚自体に問題はないのに、結婚するのに必要な手間を考えてるせいで止めるなんて言うのはあんまりにもカガリが可哀想じゃないかな?」
「言いたいことはわかった。要は俺達が裏で根回しすればいいという事だな?」
キラの意見やイザーク達の話を聞いて、理解したとばかりに納得し、纏めるマーレ。それにまたしても裏切られたと言わんばかりの顔でシンはマーレの方を向いて叫ぶ。
「マーレまで状況理解してるのかよ!?何だよ、アンタ等は一体何なんだー!!」
「「「五月蠅い!!」」」
自身を除く全員に咎められるシン…………とにかく、ここに『アスランとカガリを結婚させ隊』が結成された。
「だからツッコミどころ満載だろ!そのネーミングセンスはどっから来たんだよ!?」
シンのツッコミは最後まで誰にも相手にされることなく、彼らは動き出した。
結成後の彼らは張本人であるアスランやカガリにはばれないように動く。ばれてしまえば頑固な部分がある彼らは意固地になってしまう可能性が高いからだ。ばらすなら彼らがプロポーズした直後が一番望ましい。
まず、舞台裏を用意する際に財力に関してはルドルフに協力を取り付けた。その際、暴走しないようにアレックをお目付け役として付けたのは当然の行為だろう。
「任せておきたまえ!プラント史上、最も豪華絢爛な結婚式の舞台を用意してみせよう!」
「あー、抑えは任せておけ……出来る限り酷い事にならんように努力はする」
次にコネに関しては大戦の英雄である彼らにとっては容易いものだった。オーブはセイランが、プラントはイザークが中心になって動く。アスランやカガリにばれないようにする為、アスランの方にはミーアが、カガリの方にはキラが誤魔化すように動いた。
ミーアがラクスを辞めるというのも
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