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ハイスクールD×D〜進化する勇気〜
第二話
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してやる」

「ふんっ!人間なんぞに俺はやられはせんぞ!貴様を消し炭にしてやる!」

そう言って炎の塊を俺にぶつけてくるライザー。

俺は瞬時に武装を変えて大剣を持つ。

その瞬間……炎は氷に覆われた。

「なっ!?貴様、一体なにをした!?」

「なにって……炎を凍らせただけだ。それと足元気をつけな」

「何?うおっ!?な、なんだ!?俺の足が……凍って!?」

そしてどうに氷を溶かそうとしているのだろう、しかし氷は溶けない。

「くそっ!どうなっている!が……」

そして氷はどんどん体を凍らせていき、ついには顔以外は凍ってしまった。

「な、何が……?」

「教えてやるよ……この大剣を持っていた時からお前の負けは確定した……この剣を持っている間に発現する能力は氷姫の悪魔(デモンマスクウェル)……空気中の水分を具現化する能力だ……簡単に言えば空気があればこの能力は無限に氷を生み出せる」

まあ、その逆で空気が決められている室内とかはちょっと使いにくい能力なんだけどな。

『おい、相棒。こいつはもうだめだ』

『?何が?』

『こいつの顔はドラゴンに怯えた顔をしている』

「いや、俺何も……ドライグ、お前何かしただろ?』

『ああ、ちょっと……オーラを当ててみただけだ (ドヤッ)』

『ドヤ顔すんな……』

「ふぅ……グレイフィアさん、もうこれ終わりですよね?」

俺はどこかで見ているであろうグレイフィアさんにそう問いかける。

『はぁ……』

なぜため息をつかれたし。

『ライザー様、戦闘不能の為、このゲーム……リアス・グレモリー様の勝利となります』

グレイフィアさんのそんな声をリアス先輩は驚きを隠せないようだった。



第三者SIDE

「フェニックス卿。今回の婚約、こんな形になってしまい、大変申し訳ない。無礼承知で悪いのだが、今回の件は……」

「みなまで言わないでくださいグレモリー卿。純血悪魔同士のいい縁談だったが、どうやら互いの欲が強すぎたようだ。私もあなたも……やはり私たちは悪魔なのですかな」

「兵藤くん……彼には礼を言いたかった。息子の敗因は一族の才能の過信によるものです。フェニックスの力は絶対じゃないということが分からせただけでもこのゲームは意義があった」

「フェニックス卿……」

「ですが、今回のことで我々は驚かされてばっかりだった」

「えぇ、赤龍帝の力を受け継ぐ少年がまさかこちらの側にいる……まあ、器しか持っていないですがね。真なる赤龍帝はイッセー君ですから……それよりも私は行きますよ、フェニックス卿」

「どこに行かれるのですかな?」

「ああ、ちょっと……イッセー君に挨拶をね……」


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