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魔法少女リリカルなのはStrikerS-King Seong clone of another-
決戦 中
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 ドゥーエと自らのクローンと向き合いながら聖は体の感覚を確かめるように、掌を握ったり、開いたりしている。

 ……よし、同調はいい感じだ。問題は、俺の体が持つかどうか。

 自らの体の限界を確認しつつも、聖はドゥーエを真っ直ぐと見据える。彼女は相変わらず笑みを絶やしておらず、その笑みはもはや恐怖すら覚える。

「それにしても……まさか聖王の魔力を使えるようになっていたなんて……。一体どんな手品を使ったのかしら?」

「簡単な話だ。確かに俺は聖王としては完全な失敗作だ。けどな、もとから聖王の魔力、聖王のリンカーコアは存在してたんだ」

「それはそうだけれど、そのリンカーコアは使い物にならないほどに小さかった気がするんだけれど? ……まさか貴方」

「その辺はやっぱり察しがいいな。そうだ、俺は元々あった俺のリンカーコアから少しずつ、聖王のリンカーコアに魔力を与えていたんだ。聖王のリンカーコアには封印を施してクラウンに持っていてもらってな。そして、クラウンの真名を解放することによって聖王の力が解放され、この二つを融合させ、俺は聖王の力を使えるようになったってわけだ」

 ドゥーエから一瞬たりとも目を離さずに告げた聖だが、ドゥーエはただただ驚いていた。

 ……まさか一つのリンカーコアからもう一つのリンカーコアに魔力を与え続けるなんて。

 驚いてはいるものの、彼女は聖の成長に頬を綻ばせてもいた。

 すると、聖はドゥーエから目線を外し、目の前にいる三人のクローンたちに目を向ける。その中の一人、先ほど安綱によって腹部に風穴を開けられた一人が、頬に汗を滲ませていた。

 感情はないといっても、疲労や体の不調は現れるのだろう。腹部からは血が止め処なく溢れておりり、それが脚を伝って地面に落ち、その場に血溜りを作っている。

 それに対し、聖が唇を噛むとドゥーエが思い出したというように告げた。

「やっぱりその子はもうダメね。まぁエシェクの紛い物だし、それに今日だけの命だから死のうが構わないんだけど……戦力が減るのは残念ねぇ」

 聖に対する挑発。と、取っていいのだろう。彼女はわざと聖に聞こえるように言い、聖の同様を誘っているのだろう。

 しかし、聖はそれに小さく笑みをこぼすと、

「……そうかよ。だったら……せめて苦しまないように殺してやらなくちゃな……」

 と、冷徹に告げる。ドゥーエはその声に気圧され一歩後ろに退いた。

 だが、聖はそれに目もくれず、目の前にいるクローンの内の一人に肉薄すると、彼の左胸に貫手を放つ。

 一切の容赦なく放たれたそれは、避ける暇もなくクローンの左胸に突き刺さった。一瞬クローンがその身体を震わせたが、やがて動きを止めた。

 胸から手を引き抜きながら彼は自ら
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