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魔法少女リリカルなのはStrikerS-King Seong clone of another-
決戦 中
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ドゥーエも倒した。あとはゆりかごの中にいるヴィヴィオを助けるだけだ!』

「ほうほう。ドゥーエが負けたか……それは実に残念だ」

 口ではそういっているものの、顔は全くといって良いほど残念そうではなかった。

 すると、聖の声を聞いたフェイトが彼の名を呼んだ。

「ひじ……り?」

 弱弱しい声で彼の名を呼ぶフェイトに聖はそれを見て笑みを浮かべながら告げる。

『なんつー顔してんだよお前は。いいか? エリオやキャロがお前のいいように育てられてると思うか? 残念ながら俺はおもわねぇ!! あいつ等は自分の意思でルーテシアと戦うことを選んだ、それはお前に影響されてかもしれない。けどな、それはお前が命じたことじゃない!! あいつ等が選んだことだ!! そうだろ、エリオ、キャロ!!』

 聖が言うとフェイトの前に通信画面が現れ、エリオとキャロがフェイトに告げた。

『聖さんの言ったとおりです。フェイトさん、僕達は自分で自分の道を決めました!』

『フェイトさんは居場所のなかった私に暖かい場所をくれました。そして、たくさんの優しさもくれました!』

『機動六課に入ってなのはさんやヴィータ副隊長、シグナム副隊長、聖さんに鍛えてもらって』

『守るということの大切さを教えてもらいました!!』

『『フェイトさんは何も間違っていません!!』』

 二人は声を合わせてフェイトに告げる。フェイトはそれにハッとするがそこへさらに聖が付け加えた。

『いいかフェイト、人間なんてのは間違って当然の生き物だ!! それをいちいち気にしてたら埒があかねぇ!! 間違ったら次につなげろ、二度と同じ間違いをふまねぇようにな! もし、それでもテメェが道を踏み外すって言うんなら……俺が!! いや、俺達が!! ぶん殴ってでもテメェを正してやる!! だから戦えフェイト!! 自分が信じる信念のままに!!!!』

 一際大きく言い放った聖の言葉にフェイトは涙を零しながらも、消えかけた光をその双眸に燈した。瞬間彼女の体が金色の光に包まれた。

「ありがとう……。聖、エリオ、キャロ。そうだね……私にはこんなに優しい人たちがついていてくれる。薄っぺらな友情じゃなくて、もっともっと強いものでつながってるんだね」

 光の中で三人に礼を言いながらフェイトは愛機であるバルディッシュの名を呼んだ。

 すると、バルディッシュもそれに呼応しフェイトのバリアジャケットの形を変えていく。

 先ほどまでは全身を覆う、防御も考えられたフォームだったものが肌の露出が多くなり、防御を全て度外視したようなフォームへと形を変えた。

 このフォームをフェイトは真・ソニックフォームと名付けており、その速さたるや聖王状態の聖以上の速度が出せ、まさにその姿は雷光に等し
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