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魔法少女リリカルなのはStrikerS-King Seong clone of another-
決戦 中
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が対峙する二人の下にまで伝わるが、ルーテシアとキャロは向かい合っていた。

「ルーちゃん! 目を覚まして!! これ以上やったら貴女が!」

 クアットロの介入があってからもキャロは諦めずにルーテシアに呼びかけていた。しかし、クアットロによって自我を操られてしまったルーテシアはそれに聞く耳を持ってくれなかった。

 だが、彼女の瞳からは涙が溢れ出ており、瞳の奥はとても悲しげであった。

 ガリューと睨みあうエリオは今のガリューの状態に目を覆いたくなっていた。なぜならば、ガリューの腕からは鋭い剣が突き出ており、その剣には真っ赤な血がついていた。

 四つの瞳からも血の涙が溢れ出し、彼自身も相当辛いのだということが伝わってきた。

 すると、キャロからエリオに対して念話が送られた。

(エリオ君)

(うん、わかってる)

 エリオはキャロの言葉に頷くと、ストラーダからカートリッジを吐き出させた。

「行くよ、ガリュー! これで君を止めてみせる!!」

 言ったと同時に、エリオの足元に魔法陣が展開されストラーダからも魔力の放出が始まった。魔力が放出されたことにより、ストラーダには推進力が追加され、圧倒的な速さでガリューへと詰め寄った。

「はああああああああっ!!!!」

 咆哮を上げガリューにストラーダを叩き付けるエリオだが、ガリューもそれを冷静に受け止める。

 しかし、建物が老朽化しているためか、その衝撃で屋上の床が砕け落ちた。

 瞬間、ガリューに隙が出来たのをエリオを見逃さず、彼はもう一度ストラーダのカートリッジをロードした。

「聖さん! 教えてもらった技を使わせてもらいます!!」

 叫んだエリオはストラーダを構えその全身に雷光を纏った。その影響か袖が肩まで吹き飛ぶが、エリオはお構いなしに雷光を纏う。

「白雲流!! 幻瞬閃撃(げんしゅんせんげき)!!!!」

 本来であれば平地で使い、相手に突きを放つこの技だが、今は落下中でありエリオの全身には雷光が纏われ、さらにはストラーダによる加速もついているため、通常の技とは比べ物にならないほどの突進力と破壊力が生まれていた。

「でやああああああああああああっ!!!!!」

 雄たけびを上げながらガリューに突撃するエリオに対し、ガリューは空中であるためなす術がなく、エリオの一撃をモロに喰らった。

 そのままガリューは地面に落ち意識を失った。エリオは肩で息をしながらその姿を見つめるが、彼の周りには放出し切れなかった雷光がバチバチと瞬いていた。

 エリオがガリューとの戦闘を終えたとき、キャロもまたルーテシアとの戦いを終わらせようとしていた。

 頭上ではフリードの放ったブラストフレアと、ルーテシアの二体の地雷王
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