第二十一話 会談ですか禍の団ですか
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るかもしれない。案外、ここに裏切り者がいるのか?」
裏切り者、か。
「ここから逃げないんですか?」
「逃げないさ。学校全体を覆う結界を解かないと俺達は外へ出れない。だが、結界を解いたら人間界に被害が出るかもしれない。俺は親玉が出てくるのを待つのさ。作戦が失敗したんだ。そのうち痺れを切らして顔出すかもな。早く黒幕を知りたいもんだ。それに、下手に外に出て大暴れすると敵の思う壺かもしれないってわけだ」
相手の黒幕と作戦を見ると。
「そうだな、今は籠城するのが最善手だ。幸いにも、ギャスパー君を利用されることはなかったからね。礼を言うよ」
「大したことはしていないさ」
そう籃に言うサーゼクス。まあ、俺からの頼みを受けただけなんだけどさ。
「さて、黒幕が出てきたときの準備をしとけ。いつ交戦し始めてもおかしくないからな。それと、そこのハーフヴァンパイア」
「はいぃぃ!?」
「この腕輪を着けておけ。神器の力を抑える事ができる。それ着けて邪魔にならないところでじっとしてろ。それと、赤龍帝」
「お、俺は兵藤一誠だ!」
「じゃあ、兵藤一誠。お前にはこっちを渡しておく。短時間なら、代価無しで禁手状態になれる。外のやつらは素のお前より強いからな。ただし、副作用で一時的にお前に施されている封印もとけるからな。使うのは最終手段にしておけよ。体力の消費までは調整できんからな」
「お、おう」
どんだけ詳しいんだよ。
「よく覚えておけ。現段階のお前自身は人間に毛が生えた程度の悪魔だ。強大な神器を有していても宿主が役立たずでは意味がない。今のお前でも相手が未熟な者なら、ドライグの力を振りまくだけで勝てるが、その力よりも上の者や能力を把握している。者にとってみれば御しやすい代物だ。なんせ、お前自身がその神器の弱点だからな。ーー使いこなせないというのはそれだけ弱味の塊なんだよ。力を飼い慣らせなければいずれ死ぬぞ」
懇切丁寧な説明ありがとうございます。俺も能力を使いこなせるようにならないとな。
「ヴァーリ」
「なんだ、アザゼル」
「お前は外で敵の目を引け。このままじゃ状況が変わらん。なにかを動かすためにも、白龍皇を前に出した方がいい」
「了解ーー禁手化」
『Vanishing Dragon Balance breaker!!!!!!』
音声の後、ヴァーリの体を白いオーラが覆う。光が止んだとき、ヴァーリの体は光の翼を携えた白い全身鎧に覆われていた。モデルはガ○ダムらしいよ?
ヴァーリは会議室の窓を開け放ち、空へ飛び出す。そして、蹂躙を始める。あらら、相手が
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