第二十一話 会談ですか禍の団ですか
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だ?」
「正直、よくわからないです。なんか、小難しいことばっかりで頭が混乱してます。ただでさえ、後輩悪魔の面倒を見るのに必死なのに、世界がどうこう言われてもなんというか、実感がわきません」
まあ、ちょっとまえまで一高校生だったからな。実は俺もあんまり実感わかないんだよね。世界をどうしたいか?さあ、どうせなら、世界を創るよ。幻想郷をな。まだ創れるほど力はないんだけど。
「だが、お前は世界を動かすだけの力を秘めた者の一人だ。選択を決めないと俺を始め、各勢力の上に立っているやつらが動きづらくなるんだよ」
「そう言われても困るんですけど・・・」
「なら、兵藤一誠、恐ろしいほどに噛み砕いて説明してやろう。俺らが戦争したら、お前も表舞台に立つ必要が出てくる。そうなればリアス・グレモリーを抱けないぞ」
「ーーッ!」
アホだ。アザゼルが一誠の手綱の握りかたを覚えたのが悲しいZE。
「和平を結べば戦争する必要もなくなる。そうしたら、後に大事なのは種の存続と繁栄だ。毎日、リアス・グレモリーと子作りに励む事ができるかもしれない。どうだ?わかりやすいだろう?戦争なら子作りはなしだ。和平なら子作りしまくりだ。お前はどっちを選ぶ?」
「和平でお願いします!ええ!平和ですよね!平和が一番です!部長とエッチがしたいです!」
なんて欲望一直線な言葉。アザゼルにいいように誘導されてないか?ああ、眠い。
「やれやれ、イッセー君、サーゼクス様がおられるんだよ?」
そのサーゼクス様は小さく笑ってるんだけどな。
「えっと・・・。俺、バカなんでこの会談の内容も九割ぐらい意味不明です。でも俺が言えるのは、俺に宿る力が強力なら仲間のために使います。部長、アーシア、朱乃さん、それに他のメンバーも、もし危険に晒されたら俺が守ります!・・・って、俺、まだまだ弱いんですけどね。けど、俺ができるのはそれぐらいですから。体張って仲間と共に生きていこうかなってーー」
「失礼します」
一誠の言葉を遮って、この場に黒い線が引かれる。線は二つに割れ、穴となる。穴のなかには、無数の眼が蠢いている。その中から、九つの尾を持つ金色の女性が表れる。その近くには、恐らく眼にビビっているであろうギャスパーがいた。
「何者だ!」
全員が一斉に警戒する。そんななか、俺だけは自然体だ。まあ、当たり前だ。
「で、籃。どうしたの?」
「襲撃です」
短い言葉だったが、それだけで理解できた。
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「その方は誰ですか?」
始めに、ミカエルが聞
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