第二十一話 会談ですか禍の団ですか
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ス殿」
不敵な物言いで言う女性。にしても、敵陣のど真ん中に出現とはな。作戦も失敗したっていうのにさ。
「先代レヴィアタンの血を引く者。カテレア・レヴィアタン。これはどういうことだ?」
旧四大魔王が滅び、新しい魔王を立てようとしたときに徹底抗戦を最後まで唱えたのがこいつら、旧魔王の血を引く者たちだったらしい。
「旧魔王派の者たちは殆どが『禍の団』に協力することに決めました」
なんだかな〜。自分達じゃ敵わないのなら他の力を頼ると。まあ、仕方ないっちゃ仕方ないのか?
「新旧魔王サイドの確執が本格的になったわけか。悪魔も大変だな」
アザゼル。他人事だけど以外とあんたもターゲットなんだよ?
「カテレア、それは言葉通りと受け取っていいのだな?」
「サーゼクス、その通りです。今回のこの攻撃は我々が受け持っております」
「ーークーデターか」
どうしてこう貴族連中は血統を重視するかねえ。
「・・・カテレア、なぜだ?」
「サーゼクス、今日この会談のまさに逆の考えに至っただけです。神と先代魔王がいないのならば、この世界を変革すべきだと、私たちはそう結論付けました」
新世界の神になるってか。なんか残念だな。
「オーフィスの野郎はそこまで未来を見ているのか?そうとは思えないんだがな」
「彼は力の象徴としての、力が集結するための役を担うだけです。彼の力を借り、一度世界を滅ぼし、もう一度構築します。ーー新世界を私たちが取り仕切るのです」
オーフィスも可哀想だな。マスコットにされ、力だけもらって世界ができたら後は用済みかよ。純粋過ぎるのもいいのか悩むねぇ!
にしてもこいつら、マジで新世界の神になるつもりかよ。
「・・・天使、堕天使、悪魔の反逆者が集まって自分たちだけの世界、自分たちが支配する新しい世界を欲したわけか。そのまとめ役が『ウロボロス』オーフィス」
オーフィスはただホームシックなだけなんだと思うのだけれど。
「カテレアちゃん!どうしてこんな!」
「セラフォルー、私から『レヴィアタン』の座を奪っておいて、よくもぬけぬけと!私は正統なるレヴィアタンの血を引いていたのです!私こそが魔王に相応しかった!」
どんだけ魔王に拘ってるんだよ・・・。ていうより、お前が弱いからセラフォルーにレヴィアタン取られたわけだろ?自業自得じゃん。
「(籃、念のため聞くけど、幽々子は大丈夫かしら?)」
「(はい、私が離れると狙われる可能性もあると思ったので、スキマの中に避難させておきました)」
マジで優秀だ。こんな優秀な式神をこき使う原作ゆかりんって・・・。
とりあえず、これで心配事は無くなった。幽々子がテロに利用される可能性もあったからな。籃、いなり寿司、好
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