第二十一話 会談ですか禍の団ですか
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そして三大勢力の会談の日がやって来た。そう、テロの日だ。もちろん、ギャスパーを拐わせる理由もないので、俺は念話で籃にギャスパーの護衛を頼んでおく。籃ならスキマも使えるし、何より天狐だ。そんじょそこらのやつに負けるほど弱くないだろう。
会場となるのは新校舎の職員会議室。今日は休日。時刻は深夜。
この学園は強力な結界で覆われている。来るもの拒み、去るもの逃がさずな結界だ。結界の外は天使、堕天使、悪魔の軍勢が取り囲んでおり、一触即発の空気らしい。
「ーー皆、いくわよ」
リアスの言葉に皆が頷く。
「ぶ、部長!み、皆さん!」
未だに落ち着くときは段ボールに入っているギャスパー。雰囲気に飲まれている。それでも、蓋を開けてる分成長している。
「ギャスパー、今日の会談は大事なものだから、時間停止の神器を完全に使いこなしていないあなたは参加できないのよ?」
「は、はいぃ。わかってますぅ」
「ギャスパー、おとなしくしてろよ?部室に俺の携帯ゲーム機置いていくから、それで遊んでいてもいいし、お菓子もあるから食べてもいい。紙袋も置いていくから寂しくなったら存分に被れ」
「一応、私の式神を置いていくから、何かあったら頼りなさい」
「は、はいぃ。ありがとうございますぅ!」
さて、会議に向かうか。
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コンコン
「失礼します」
職員会議室に到着した俺達。もっとも、大した距離じゃないんだが。
扉を開くと、そこには、各勢力の代表が真剣な表情で座っていた。おおう、プレッシャーが。
悪魔側はサーゼクス・ルシファー、セラフォルー・レヴィアタン、げ、グレイフィアさん。
天使側はミカエルと知らない天使。イリナじゃないんだな。まあいい。
堕天使側はアザゼル改め胡散臭いおっさん、白龍皇ヴァーリ・ルシファー。
ちゃんと全員正装だ。ふざけた魔王消女だったり浴衣ではない。
「私の妹と、その眷属だ。先日のコカビエル襲撃で彼女たちが活躍してくれた」
サーゼクスがリアスを紹介する。
「報告は受けています。改めてお礼を申し上げます」
なんで天使陣営が礼をいうんだ?あ、エクスカリバーは元々そっちのもんだったか。
「悪かったな。俺のところのコカビエルが迷惑をかけた」
悪びれず言うアザゼル。リアスは口元
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