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こんな私(俺)の物語
第二十一話 会談ですか禍の団ですか
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わかっているからこそ、俺は皆を頼る。



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早朝、俺はギャスパーの特訓に付き合ってやろうと旧校舎に向かった。そこには既に修業を始めている一誠とギャスパーがいた。

「ぐふぅぅぅぅ・・・イッセー先輩・・・つ、疲れましたよぉぉぉぉ」

「そうだな。三回に一回は成功するようになってるし、一回休むか」

えぇぇぇ!?三回に一回!?原作では二十回に一回だったのに!?偉い成長率だな!?

「あ、紫さん、おはようございます!」

「おはよう、アーシア」

「あ、紫さんいたんですか。おはようございます」

お互いに挨拶を交わす。

「それにしても、三回に一回だったかしら?随分と成長したじゃない」

「あ、ありがとうございます!」

前向きだなぁ。と、俺の腕が動かなくなる。ギャスパー?ミスったか?

「ど、どうですか?部分的に停めてみたんですが・・・」

・・・俺を実験台にしやがった・・・!図太くなってないか?

「ええ、右腕だけ動かないわね」

部分的に停めることができるようになっちゃってる。時間停止の感覚は覚えたから、時間停止に対抗する境界を発動できるようにしておくか。部分的に停められると、結構感覚が薄いんだな。

「ぼ、僕は神器(セイクリッドギア)を持つ人間としても、ヴァンパイアとしても半端者だけど、皆の役に立てるように頑張ります!」

泣かなくなってきたな。それでこそ男だ。たまに忘れそうになるけど。

「そのいきだ!ギャスパー!お前は頑張れるんだ!さあ、俺にぶつかってこい!同じ部員同士で、リアス部長の眷属で仲間だ!ドンときなさい!」

「はい!頑張ります!」

「よし!学校が始まるまでに後百球はいくからな!」

「わかりました!じゃ、じゃあ、あの紙袋を被ってパワーアップをーー」

紙袋?ああ、あのえらいホラーなやつか。ちょっと見てみたい。幽々子は意外とホラーに強い。

「止めろ!家のアーシアちゃんはそういうの見たら泣くから!紫さんもいるし!」

「私は大丈夫よ?」

どんな感じか知ってるし。結○師の箱田君みたいな感じだろ?

「と、ともかく止めろ!」

「?何のことかわかりませんが、頑張ってください!イッセーさん!ギャスパー君!」

俺は基本ボール拾いだ。水指すわけにもいかんだろ。

「ギャスパー!美少女のアーシア先輩まで応援してくれてるんだから気張れよ!」

「は、はい!ありがとうございます!アーシア先輩!」

学校が始まるまで、熱血特訓は続いた。



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