Disc1
怪しさ潜むダリの村
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を当てて静かにするように注意した。
僕とダガーは黙っていると声が聞こえてくる。
声は村人と思われる男の人の声でなんで動いてるんだろうとか箱の中に入れて送れば城の人が判断してくれるとか良く分からない事を言っている。
城と聞いた時にダガーが反応して、樽に描かれた模様を見て驚いた顔をしていた。
どうしたのかな?
そう思っているとビビが連れ去られようとしている。
思わずジタンと飛び出しそうに鳴った所をダガーに止められ、もと来た道へと戻される。
「ビビを早く助けないと」
「そうなのですが……少し待ってください」
ダガーに僕達を止めた理由を聞くと、どうやらさっきの大きな樽に描かれた模様みたい。
あれと同じ模様を城で見たというダガー。
きっとこの村はアレクサンドリアと関係がある。ダガーはそれをつきとめたいみたいだ。
だから騒ぎを起こさないで欲しいと。
でも僕達はビビが危ない目にあいそうになったら騒ぎを起こしてでも助けに行くと言い、ダガーはそれでも良いと僕達は行動を開始した。
途中で人が入れるような大きな箱が転がっていたりモーグリに会ったりしながら先へと進む。
すると、泣き声が聞こえる大きな箱があった。
中にビビがいる事を知った僕はジタンと一緒に箱からビビを出した。
ビビにどうしてこんな場所に連れてこられたか話を聞くとビビにも分からないみたいで、ジタンと話した後に連れ去られたみたいだ。
ビビを連れ去った人達に怒りが湧くけど……それ以上にビビが助かって良かったと思っている。
話を聞き終わった後はジタンがビビに自分から声を出さなきゃ駄目だと教えていた。
叫ぶと相手を驚かすだけじゃなく勇気も湧いてくるって。
なんだか、懐かしいな……
(あいつの言葉よりはずっとましだな)
(そんな事ないよ。あの言葉があるから今の僕がいるわけだし)
(どうだかな)
なんだか、ジタンとビビを見ていると当時の僕とリヒターさんを思い出す。
性格とか状況は全然違うけれど、あの人の言葉で僕が勇気をもらったようにジタンの言葉でビビも勇気をもらえると良いな。
(ほら、奥に進むみたいだぞ。何時までもぼさっとするな)
(うん)
ビビを助けた僕達は地下を調べながら先へと進む。
この世界に存在する不思議な霧。それを使って良く分からない機械でタマゴのようなものを造っている。
普通、霧を使う機械は霧機関と言うのを使って動かすみたいだけれど、この地下の機械は違うみたい。
チョコボを利用して動く板を作り、タマゴを運んでいく。
僕達はタマゴを追って奥に進むと、何か物音がして嫌な予感が増していく。
そして、僕達は見てしまう。
「え?」
タマゴから孵ったと思われる“モノ”が吊り下げられて運ばれてい
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