眷属、集めます
第20話
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った十字架が描かれた物です。僕を表すのにぴったりな紋章です。
「パスに関してはアジュカ様に問い合わせておきます。他に異変はありますか?」
「いえ、ただ祐斗さんの駒の力が強いのか若干感覚が鋭くなっている気がします」
「そうですか。では、数日の間は大人しくしていて下さいね。何か異常があるかもしれませんから」
「「「はい」」」
「他の皆さんはどうです?」
他に異常がある人が居ないかを確認してみます。
「問題は無いと思うぞ。とは言っても自分では分からないだけかもしれないが」
「強くなってるのは分かるんだけどね」
「私もそうですね。今の所は大丈夫だと思います」
「なんかめちゃくちゃ強くなってる気がするんっすけど、大丈夫ですよね?」
「ミッテルトさんは、こう言っては悪いですが元が弱過ぎた所為ですね。他人から見れば上がり幅は他の人と変わっていませんから大丈夫なはずです」
「それはそれでへこむんっすけど」
「これから頑張って鍛えて下さい。僕の剣をちゃんと注文すれば大丈夫ですから」
「うぃ〜っす」
「それでは3日程は身体の確認を行っていて下さい。皆さん無理だけはしないでいて下さいね。アザゼルさん達は食事の後に屋敷の案内をしますので」
「おう、悪いな」
「気にしないで下さい。基本的に朝食と夕食は僕が作ってますから。休みの日には昼食を作る事もありますので。ああ、キッチンの冷蔵庫の中身は好きに消費してくれて構いませんから。ただ、大量に何かを消費したらメモで構いませんから残しておいて下さいね。それから特売に付き合ってもらう事もありますがご了承ください」
「なんか急に所帯染みた言葉が出て来たな。特売とか」
「えっ?普通じゃないですか。安くて良い物を求めるのは」
イスから立ち上がり、収納の魔法陣から三毛猫のアップリケが付いたエプロンを取り出してキッチンに向かいます。
「お昼は天麩羅うどんですけど、アレルギーとかは大丈夫ですね?」
「あっ、手伝いますね」
グリゼルダさんが立ち上がり一緒にキッチンまで付いてきます。グリゼルダさんにうどんの方を任せて、用意しておいた天麩羅をどんどんと揚げていきます。それを大皿に山の様に盛り上げて持っていきます。うどんの方は各個人用のどんぶりに入れて持っていきます。まあ白音さんの分だけが特大サイズなだけで他の人の分は通常サイズなんですけどね。
天界側の三人と廊下で祈りを済ませてからテーブルに着いて食事を始めます。むっ、うどんが少々茹だり過ぎていますね。まあ僕の好みが固めなだけですから問題無いのでしょう。皆さんおいしそうに食べてますから。天麩羅の方はどんどんと減っていきますが、皆さんの個性がよく出ていますね。
白音さ
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